日経新聞夕刊「わたしのリーダー論」、毎回楽しみです。
今回は、日本IBMで「女性初」を歩み続けてきた、
内永ゆか子氏へのインタビュー記事。
「上司や部下からの時には手厳しいひと言が、
リーダーとしての成長につながった」という以下のくだりに、
思い当たること満載で、深く頷いたのでした・。
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ある時、部下に自身へのアドバイスを求めたところ、
「私たちをもっと好きになってください」と言われ、衝撃を受けた。
当時は、部下が素晴らしい発言をしても、
もっと良いことを言おうとしたり、
部下たちと張り合ったりすることがあった。
部下を好きになるよりも、負けたくないと構えてしまっていた。
そうすると相手にも構えてしまう。
それからは仕事で誰かと対立することがあっても、
心の中で『私はこの人が好きなの』と思うようにしている。
そうすると不思議なことに、自然に顔がにこやかになり、
相手との関係もほぐれてくる。
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ついつい「もっと良いこと、すごいことを言って、
周りに認めてもらわないと」と、無意識にやっている自分がいるなあ、と。
鎧でガチガチに固めていた頃は、それがさらにひどい!
社内外でも「負けてはならない」と、戦闘モード(笑)。
自分がナンボのもんかと思うのですが、
これも承認欲求の表れなのか・。
昨日「日本人の承認欲求」という本を読み、
”人間にとって丸ごとの自分を承認されることが必要だが、
日本人にとっては、その場が会社なのである”、という話と
繋がっている感じもしました。