犬山で迎える朝。国宝犬山城までは、片道2キロ。
ちょうどいい散歩コースだなあ、と朝からお城を拝みに行ってきました。
さて、先日NHKクローズアップ現代で放映されていた、オープン・シェア革命。
ダルビッシュ有や、青山学院大学陸上競技部。
自分たちのトレーニング法を惜しげもなく一般公開することで、
他の選手が技術を学び、さらに進化した技術をアップし、
フィードバックすることで、業界全体が成長する。
まさに”成長の好循環”が生まれているというのが、素晴らしい!
青山学院大学の原監督曰く、「しれっとオープン化せずにいたほうが、
もっと箱根駅伝で勝てたかもしれないなと。
いつのまにか他のチーム強くなってきたなと感じる部分も正直ある。
でもこの駅伝の社会的地位や人気度があがり、
箱根駅伝をやりたいという子どもがずいぶん増えてきた。
また結果として、陸上業界でマラソンや5000メートル、
1万メートル、トラック競技で記録がどんどん伸びている。
手足が長くて、体つきも良く、本来はサッカーや野球をやって
活躍するような身体能力の高い選手が、陸上界に入ってきてくれていて、
回りまわって青山学院にそういった優秀な人材が入ってきたことは、
結果として私がやってきたことは間違いじゃなかったかなと思っている。
情報化社会の中で、監督の経験則だけで指導していくのは、もはや時代遅れ。
いかにその情報を利用していくか、見える化していくか。
そのことが指導者に今、求められてるのではないか。
威張り散らす指導に誰も選手はついてこない。
今の若い世代の人たちはいくら厳しく指導しても、
それが論理的でまっとうな手法だったら頑張る。
ただ理不尽な指導だったら学生はやらない。
具体的に数値化して、見える化して、頑張らせる、
その指標をつくってあげること、枠組みをつくってあげることが大事。
これはビジネスにも通ずるものですね。
これまたヒント満載の番組でした!