大雨の音で目覚めた朝です。
九州の台風被害が心配ですが、どうぞ大きな被害が
出ないようにと願うばかりです。
さて、週末は「両利きの組織をつくる」読了。
「両利きの組織」とは、既存事業で効率的・安定的に収益を上げながら、
時代のニーズに合った新規事業を立ち上げる力のある組織のこと。
大企業AGC(旧 旭硝子社)が舞台ではあるものの、
創造的破壊(ディスラプション)の時代背景を考えると、
どの組織にも通ずるものがあります。
特に5章の「組織開発の本質」はがっつり読みました!
組織は生き物であり、そこには生身の人間同士の
利害のぶつかりあいが生まれるリアルな組織力学がある。
組織を変革するために筆者が用いているという
「組織開発」というアプローチのステップが具体的に展開されています。
筆者曰く、組織開発とは
・組織を「変える」のではなく、組織が「変わる」を支援する取組みである
・組織の能力開発である
・能力発揮のルート・ファインディングである
・組織感情のマネジメントである
・経営に対する信頼醸成である
そのスタートは現場の困りごとを把握することから。
そして、現場で語られている問題をどの階層レベルでとらえるかがカギ。
「存在目的レベルの問題か?」
「戦略レベルの問題なのか?」
「組織の基本要素間のアラインメントレベルか?」
「仕組み・手順レベルの問題なのか?」
最終章は「脱皮できない蛇は死ぬ」。
今まさに、人も組織も正念場!ですね。