パーパスが自分を見つける

ティール組織の著者フレデリック・ラルー氏が昨年9月に
来日されたときの講演動画。
自身の人生を振り返り「個人の存在目的=人生のパーパス」について、
優しい語り口で語っています。
しかし内省を促されることこの上なし。もう10回!は観ました。

ラルー氏はベルギーで最難関の大学を首席で卒業し、
コンサルティングファームに入り、少数精鋭のteamで刺激的な日々を送る一方で、
「この仕事に何の意味があるのか?」と考えることがあった。
大企業の支援をする中で、働く人たちの痛みに気づき、
ようやく自分のやりたいことが見えてきた。
「人々が本来の自分を出せる空間を作ろう」と、
10年いた会社を辞め、ようやく自分の存在目的が見えた!と独立したものの・・。

4年後、なぜか突然の悲しみに襲われてまったくエネルギーが湧いてこなくなった。
なぜこれほどまでに悲しいのか?なぜエネルギーが湧いてこないのか?
この悲しみは「喪失」。自分のやっていることが終わるであろうことへの悲しみ。

「人生をかけて自分は何をすべきか」とか、
「人生の目的は何か」と自分に問うのではなく、
「今、自分が何をすることが最も意味があるのか?」。
この問いを立てた時に、降りて来たことの一つがティール組織の執筆だそうです。
降りて来る自分へのギフトは自分の「傷」から生まれている。
これまでのいろんな経験や歴史がすべてつながって、
自分に最も貢献できることがカタチづくられるのだ。

一番印象的だった言葉は、
『存在目的についての誤解は、発見するものではなく、
わたしを通してわたしが生きたい人生に耳を傾けるということ』。

この言葉は、コペルニクス的転回!目から鱗!!
自分自身を人生に明け渡し、人生が示す方向のまま進んでいくことが
シンプルに生きることにつながるのだとは!

自分がパーパスを見つけるのではなく、パーパスが自分を見つける。
私を通して生きたいと思っている人生に対して、素直に耳を傾ける。
パーパスは神秘のようなものだから、自分で発見や決断はできない。
重要な決断も自分が意図して決めるのではなく、
「人生は私に何をしてほしいのか」にできるかぎり耳を澄ますこと。
頭で考えるのではなく、自分の体の感覚で決める。
「体」「直感」「心」が先で、頭はその次。

それは組織も同じではないか。
リーダーの役割は、耳を傾けることだと。

パーパスが自分を見つける!?
うむむむむむむむ。とまた頭で考えようとする
自分がいることに気づく朝・・。

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