昨夜NHKオンデマンドで観た、「若者が熱狂”瀧本さんの宿題”」。
去年亡くなった投資家、瀧本哲史さんの講義を受けた若者たちが、
今、どんな戦いをしているのかにスポットをあてた番組でした。
「混迷の時代でも決してあきらめず、自分自身が希望になる生き方をせよ。
価値ある成功は100回のうち3回くらいの勝率。
その3回のために何度も何度も失敗し、それでもまた挑戦ができるか…
失敗は織り込み済みであるから、悲観することなく挑戦をし続けていいんだ。
小さい挑戦をたくさんし、どんどん失敗し、その中から生まれた
成功の種を大きく育てていけばいい」。
若者だけではなく、私のような中年にも勇気を与えられる言葉です!
ふと、田坂氏の言葉がよみがえりました。
「経験を積めば、智恵を身につけることができる」。
多くの人がそう思い込んでいますが、
ただ経験を積んだだけでは、智恵を身につけることはできません。
日々の仕事を通じて行う「経験」を、
単にそうした出来事もあった、という次元にとどめることなく、
あのとき、大切な智恵を掴むことができたという
「体験」へと高めることが大事です。
そのためには、「反省」をすること。
その「経験」を振り返り、深く「反省」することによって、
言葉にならない「智恵」を掴むこと。
また、「反省」とは、後悔・懺悔といった、
抽象的・情緒的な営みではなく、
具体的・理性的な方法を伴った「高度な技法」です。
例えば、自分の失敗で深刻なトラブルが起こったとき、
「ああ、しまった! 二度とこうした失敗はしたくない!」と考えるのは、
「反省」ではなく、単なる「後悔」。
また、「今回のトラブルは、すべて私に責任があります。
私の未熟さが原因です」と語るのは、「反省」ではなく、単なる「懺悔」。
反省とは、原因を考え、具体的に「何を改善するのか」に対する
具体的なアウトプットをすること。
それなくしては、人は成長しない。
挑戦と反省!