美と豊かさ

日本画家、千住博氏の言葉。

「美とは本来、五感のすべてを
通して感じるもの。
しかし今、人間にとっての美が、
視覚に偏りすぎていることに危険を感じる。

パソコンの中には、視覚情報はあっても、
においや手触りはない。
五感を使って美を感じる感性が
薄らぐということは、
生きる感性が薄らぐこと。
これは生命の尊さに、
鈍感になるという意味でも恐ろしい。

今日のこの時間は一度しかない。
そう思って与えられた時間を慈しむことは、
人生の豊かさにつながる。
そして、豊かさとは、美的感覚にも通じるもの。
豊かさとは生きる理想であり、
また、美でもあったのではないか」。

最近パソコンに向かっている時間が多いので、
生きる感性が薄らがないようにしたいものです!

マインドワンダリング

最近のお楽しみはNHKオンデマンド。
4年ほど前に放映された番組ですが、
「世界が注目、最新のストレス対策」は面白かった!

日々のストレスはいったいどのようにして
心をむしばみ、うつ病を発症するのか。
そのメカニズムが解説されていました。
ストレスを感じると、ストレスホルモンが
副腎から分泌され、ストレス反応を
体に引き起こします。

その中でも注目されているのがコルチゾール。
これが一定量をこえて分泌されると、
脳の機能を破壊することがわかってきました。
ストレスにさらされ続けると、脳のある部分に変化が
現われます。それは、海馬。
海馬は、記憶をつかさどり、感情にも関わる部分です。
その海馬を構成する神経細胞の突起がむしばまれ、減少します。

もちろん、ストレスを受けたとき身体が反応し、
ストレスホルモンが出るのは、自然の現象。
それは太古の時代、自然の中で生き残るためにも必要なことでした。
生命の危険を感じたときに心拍数が上がり、
緊急事態に速やかに反応できる。

しかし、現代は、人間関係や過多な仕事、睡眠不足など、
絶え間ないストレスにより、ストレスホルモンが出続けている
状態であり、これは危険。コルチゾールを分泌させ続け、
脳を破壊するのです。

そして、その状態を加速するのは、「マインドワンダリング」。
過去のストレスを感じた出来事や、ありもしない未来の不安に
想いを巡らせ続けてしまうことです。
このマインドワンダリングが、私たちの生活の
非常に多くを占めているといいます。
ハーバード大学の行動心理調査によると、なんと
47%に上るとのこと。
つまり私たちは生活している半分近くでストレスを
感じやすい状態になっているのですね。

こうならないためにも、ストレスがかかった時用のコーピング(気晴らし)を
リストアップしておくと、効果的だといいます。
ストレスを感じたときには本を読む、音楽を聴く、
などなるべく数多くコーピングすることが大切。
自らのストレスへの対策を徹底的に繰り返すこと、ですね。
こんな時期だからこそ、”脱マインドワンダリング法”、
リストアップしてみまーす!

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