「脳は体に導かれている」。
ペンを、口にくわえてマンガを読むという実験で、
くわえ方は2種類。
一つは唇を「ウー」の口でくわえて、
もう一つは「イー」の形にして歯でかむ。
そうしながらマンガを読んで、マンガの面白さに
それぞれ点数をつける、という実験です。
すると、「イー」の口でかんだ方が
面白くなるというのです。
イーの口は、笑ってる時の表情。
ウーの口は、憂鬱な顔です。
まさに「形は心を作る」、ということですね。
さらに、ソファにふんぞり返って、足や腕を組んで
人の話を聴いていると、おもしろくなくなってしまう。
前屈みで聴いていると、だんだん話が面白くなる。
脳は、自分ではなかなかスイッチは入らないのだそうです。
「今日はやる気がしないので掃除をする気にならないな。
やる気が出たらやろう」。
これでは、いつまでたってもやる気は高まりません。
まずは掃除を始めてみる。
最初は嫌々始めたけれども、そのうちすっかり気分が
乗って、部屋中きれいに掃除ができた、ということが
起こるのですね。
やる気は待っていて高まるものではなくて、
身体で迎えに行くもの。
デスクワークの際に、気持ちがのらない時でも
まず机の前に座ってとりかかってみることにしています。
気がついたら夢中になっていて、こんなに時間が経っていた・・。
結構こういうことがあるものです。
まさに「脳は体に導かれる」。