ベルギーには敗れたものの、
日本代表のロッカールームでの振る舞いに、
世界から称賛の声が集まっている、という報道を見て、
胸が熱くなりました。
試合後、日本代表が使用したロッカールームの様子を
FIFAのジェネラルディレクターが写真とともに、
ツィッターに投稿しました。
ロッカールームはきれいに掃除され、
棚の上にはロシア語で
「スパシーバ(ありがとう)」のメッセージが
書かれた紙も残されていました。
「サポーターもスタジアムでゴミ拾いをしていた。
日本はすべてのチームにとって模範となる!」とのコメントに、
世界各国から「ありがとうのメッセージは桁違いだ」
「arigato」「真の勝者がいた」などの声が寄せられていると。
この話を読んで、先日聞いた、
ウズベキスタンのナボイ劇場のことを思い出しました。
終戦後、満州で捕虜となった日本兵は、
シベリアなどで強制労働を課せられました。
戦争で工事が中断していたナボイ劇場の完成を命じられた部隊は、
手抜き仕事と言われるものではなく、立派な建物にしようと考えました。
十分な食事も与えられず、お風呂もまともに入れない中、
ナボイ劇場は2年で完成しました。
その後、1966年、この地域は直下型の大地震に襲われ、
街はほぼ壊滅しましたが、ナボイ劇場だけは壊れることなく、
避難所として大きな役割を果たしました。
大地震に耐えたナボイ劇場の話は、
日本人の技術の高さや勤勉さ象徴する話として、
ウズベキスタンから中央アジアの各国に伝わりました。
素晴らしき、日本人!
どちらも誇りに思うお話です。