先週末、沖縄の離島である、
石垣島と竹富島に初めて行ってきました。
どちらもゆーるい空気感。
人々のホスピタリティあふれる対応に、
癒されること多し。
しかし、一本筋が通った厳しさも、
感じられる旅でした。
特に竹富島には、古き良き日本の原風景のような、
景色が広がっています。
牛車で周遊するのは、真っ白な砂を敷き詰めた小道。
赤い瓦屋根とサンゴでできた石垣。
そして、濃いピンクが鮮やかなブーゲンビリアが
咲き乱れています。
青い空とのコントラストがあまりに美しく、
この風景にすっかり魅せられました。
港ちかくにある、島の歴史と伝統を展示している
ゆがふ館の方に、島のことを
いろいろと教えていただきました。
「うつぐみの精神」。
“うつぐみ”とはみんなで協力する心。
自然の影響を受けやすい周囲9.2kmほどの小さな島では、
人と人との協力や繋がりなくして、
日々の暮らしは立ちゆきません。
そういった自然環境の厳しさがあったから、
生まれた精神性のこと。
また、祖先から受け継いだ伝統文化と、
美しい自然環境を後世へ引き継いでいくために
竹富島憲章が定められています。
保全優先の基本理念であり、『売らない』
『汚さない』、『乱さない』、『壊さない』
『生かす』という5つの基本理念がベースです。
自分の持っている土地であったとしても、
独断で売ることはできません。
こうしたことを大事にされているからこそ、
この美しい、竹富島が今なおあるのだなあ、
と思います。
今回は日帰りでの慌ただしい訪問でしたが、
次回は民宿に泊まり、島の方の話を聞きながら、
代々島に受け継がれてきた島の文化や伝統に対して、
理解を深めていきたい、と思うのでした。