医療現場で脳のリハビリに従事し、
脳科学の知見を深めてきた
作業療法士、菅原洋平さんの
執筆記事は、実践的で面白いです。
脳の基本は、「脳は臓器である」
ということをまずはちゃんと認識すること。
胃がもたれるなあ、と感じたときには、
少し食事を控えたりするけれども、
脳に対しては、「いくらでも生産性は
向上できるはず」と、詰め込みすぎてしまいがち。
これでは却って非効率です。
また、仕事をサクサク片付けるためには、
「環境整備」が脳の効率を左右するといいます。
脳内では、私たちが何かをみるたびに、
「やるかやらないか」という選択が
無意識に行われています。
この無意識の選択には、実は大量のエネルギーが
使われているのだと!机の上に多くの資料が積んであるだけで、
肝心の仕事に取り掛かる前からすでに脳は
疲れはじめているのです、これはまずい!
そのようなムダな努力を回避するためには、
「余計なものは見ない」を徹底することに限ります。
5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけは、
まさに余計なものを観ないための環境整備。
わずかな隙間時間についついスマホを
見てしまうのも、時間の有効活用どころか、
「寸暇を惜しんで脳のエネルギーを消費している」
という状態に陥っているのだそうです・・。
ちゃんと脳の仕組みを知っておくこと、
大事ですね。