2026年10月23日
データになるのは答えまで
昨日は、社内でAI勉強会でした。
AI活用の具体法を紹介くださいましたが、
印象的だったのは、 製造業の技術伝承AI。
ベテラン職人が持っている、 手のわずかな感触。
機械が出す切削音を聞いて、 これは危ないと 判断する勘どころ。
そういった暗黙知をデータ化していく。
若手が 「この素材で加工不良が出る」と入力すると、
AIが、その蓄積されたデータから 答えを返してくれる。
「刃の回転数を15%下げ、 冷却液の角度を調整せよ」
まるで、 引退した職人さんが 横に立って教えてくれている ような感覚。
「技能は見て盗め」 と言われてきました。
言葉にできないから、 背中を見せるしかなかった。
けれど現実には、 見せる人が先に いなくなってしまう。
定年、再雇用の終了、 そして後継者不在。
どれだけ貴重な技術もその人が辞めた日に、 会社から消えていく。
それを残せるようになったのは、大きなことだと思います。
しかしながら、 AIが出した答えを そのままコピーするのではなく、
やってみて 自分の手で確かめること。
なぜその回転数なのかを、 腹落ちさせること。
AIが教えてくれたことを自分のものにする工程は、
いつの時代も変わらないと思います。

