自分発見!

今日は母の80才の誕生日。
21才で結婚し、22才で私を出産。
専業主婦歴数年を経て、習字教室を開き、今なお現役。

民生委員や女性の船、婦人会にボランティアなど、
多様な経験を経て今に至る。
新しい環境に、臆せず飛び込んでいくチャレンジ精神、
あっぱれだなあと思います。

”新たな環境に飛び込んだり、立場や役割を経験することで、
自分の知らない自分に出逢える”。

組織再編や異動、昇進などをきっかけに、
大きく環境が変わった、という声を耳にすることが増えました。

変化を前にすると、人は往々にして
苦手意識を持ったり、自分を過小評価しがちです。
しかし、置かれた場所で、一生懸命取り組むことで、
「新たな自分との出逢い」があることも。

経験を通してしなやかに、自分の可能性の枠を広げていくことで、
新しい自分に出逢えたらいいな、と思います。

DXの本質

昨日の講演会は、マネーフォワード創業者の辻庸介氏。
このアプリ、とても便利で私も使っていますが、無料会員が大半だそうで、
私もその一人です・・。

経営とDX。二つのアジェンダでお話くださいましたが、
これまた面白すぎる90分でした!

経営者として大事にしていることの一つに
「正のスパイラルをつくること」。
アマゾンの”フライホイールアプローチ”のフレームに、
自社を当てはめ議論を重ねることで、このスパイラルを回し続けている。

スタートはまず「人への投資」。
”人への投資→より良いプロダクト→提供価値アップ→ユーザーが喜ぶ→価格に転化”
→資金が増える→マーケティングに投資→認知度上がる→ユーザーが増える→
 さらに資金が増える→そしてまた人への投資。

これをぐるぐる回すこと。
人への投資に関する具体例も盛りだくさん!
今、動き出した新たなプロジェクトにも参考になることしきりでした。

あ、タイトルに挙げたDXの本質についてです。
DXとは、デジタル化によって、顧客や従業員、企業そのものを変革することが
目的であり、「デジタルという手段で、企業を変革して競合優位性と築くこと」。

DXにより売り上げ拡大、コスト削減や生産性向上、そしてビジネスモデル自体の
変革事例など、これまた世の中がすごい勢いで変わりつつあることを
実感しました。

今話題のチャットGPTのデモもいただきましたが、
これ、ほんっとにすごいです。
人間が、「考える」ということをおそろかにしてしまいそう・・。
講演アジェンダの相談をしたら、1分ほどで提示してくれました。
いやはや、未来はどうなるのか?
楽しみのような怖いような・・。


ChatGPT: Optimizing Language Models for Dialogue (openai.com)

対話

昨年10月から受講している組織開発論~理論と実践コース~も、
9回目が終わり、残り1回となりました。
最終回は、各人の発表です。

前回は、中原淳先生が「組織開発と人材開発」というテーマで
お話くださいましたが、対話の意味を改めて理解しました。

先生の考える組織開発とは、「組織をwork」させる意図的働きかけであり、
見えないプロセスに光をあてることでworkさせること。
「本当に大切なものは目に見えないんだ」。
サンテグ・ジュペリの星の王子さまの一節ごとく。

見えないプロセスに光をあてるためには、対話が不可欠ですが、
対話と言っても、その定義や解釈は人によってさまざま。
ご著書の「話し合いの作法」も紹介下さいましたが、
先生が長年研究と実践を深めているのは「対話」だと!
対話とは深い・・。改めて講義を伺い感じました。

「対話とは、お互いの意見のズレや違いを表出させ、
認識し合うようなコミュニケーションのこと」。

そう、単なる情報や意見のやりとりではなく、自分の価値観や経験を
お互いがポトン、と話し合いの場に落としあうことが大事。
 また、出た意見や価値観はまずは「受け取ること」。
論破したり、相手を貶めるのではなく、出た意見を理性的に比較検討(ディスカッション)し、
その上で、決断すること。
議論するからこそ、決断ができるのですね。

よい話し合いの場は、「今は対話の時間」、「ここからは決断する時間」と、
今、どのフェイズにあるのかを参加者が認識できている。

ここのところ、社内外でも対話の場多しですので、
早速実践したいです。

この本は、オーディブルの聞き放題の対象でもありますし、
再度じっくり聞いてみまーす!

ウェルビーイング

毎回楽しみにしているNHK BS1の「シリーズ ウェルビーイング」。
先日放映されたのは、”幸せ革命が企業を変える”。

「業績がいいから幸せを感じるのではなく、幸せを感じられるからこそ、
仕事の効率が上がる」とは、まさに。
最新の研究によって、仕事の常識が変わりつつある中、
鍵を握るのは、自由に意見を言い合える「心理的安全性」。
働きやすさを従業員が評価し、リーダーの変革を促す会社や、
若手の発案で、長らく途絶えていた社内運動会が復活した会社も。


日立製作所の研究者が開発された幸せアプリは、立場に関係なく、
社内にたくさんの「三角形を作り、コミュニケーションを向上させるというもの。
100以上の団体で導入されているそうですが、組織の壁が取っ払われたところもあり。

タバコ部屋のあった時代には、ふつうにできていたことを、
ITを使い、今の時代に合ったコミュニケーションを取れるというもの。
10万人のデータに基づき、開発したそうです。

開発者の矢野さんが17年継続されていることが、
「昨日あった良かったこと」を3つ、「今日ワクワクすること」を
少なくとも一つ、毎朝手帳に書くということ。

これやってみよう。
幸せは、自分で作れる、というお話にも納得しきりでした!

スペースをつくる

『頭の中に空いたスペースがないと、
集中できない。
対局場に向かうために移動するとき、
基本的になにも考えずに
窓の外の風景を見たり、
将棋に関係ない本を読む』。

羽生善治氏の言葉です。

確かに、頭の中がパンパンの時には、
それらのことが頭をもたげ、
あまり集中できません・・。
”あきスペース”を作らないと、
パフォーマンスも落ちるなあ、と。

「潔く手放すこと」。
最後まで執着したことは、うまくいかなかったり、
しゃべりすぎて却って何を言いたいのか、よくわからなかったり。
しまった!と思うこともあります。

そろそろワーケーションがしたい!

機をよむ

少し寒さが和らいだ朝です。
始発移動ののち、今朝はいつもと違うカフェで朝活中ですが、
早朝から空いているのはありがたい!

さて、昨日読んだ安岡正篤氏の本の一節、
「機」について。

人間に最も大切なものは
「機」というものであります。

これは人間のみならず、
自然もすべて「機」に満ちている。

したがって人生というものは、
すべて「機」によって
動いているといってよろしい。

のんべんだらりとしたものではなくて、
常にキビキビとした機の連続である。

機というものは「つぼ」とか
勘どころとかいうものであって、
その一点ですべてに響くような
一点を「機」という。

そこで機を外すというと響かない、
つまり活きない。

人間の体もそういうつぼ、
点で埋まっているわけであります。

機が大事!
人間関係においても、
相手の心の機微をよむことが、とても大切ですが、
自分が整っていてこそ発揮できるのだ、とも思います。

プロジェクト アリストテレス

午後からのお仕事に備えて、いつものカフェでノマドワーク。
机の幅、レイアウト、電源、コーヒーのおいしさと、ここ、ほんっとに言うことなしです。
おかげで、ずいぶんとはかどりました。

さて、プロジェクトアリストテレス。
インパクトある名前ですが、週末読んだ、心理的安全性の本の中にも
取り上げられていました。

2012年にGoogleが発信した「効率的なチーム」の研究計画。
生産性の高いチームの条件を調査し、発表。
名称の由来は、古代ギリシャの哲学者「アリストテレス」から。

この研究結果からは、個々で動くよりも、チームとして動いた方が
生産性も高まり、成果が出やすいと考えられています。

さらには、強いチームの5つの柱とは、「心理的安全性」、「信頼性」、
「構造と明瞭さ」、「仕事の意味」、「インパクト」。
最高のチームには、どれも欠かせないものです。

構造と明瞭さって、なんだかわかりにくいなあ、と調べてみると、
以下が明瞭になっているか、ということ。

・何を要求されているのか
・要求を満たすためのプロセスは何か
・メンバーそれぞれの成果

そろそろ時間です。では、行ってきます!



変わり続ける

今朝の松山は、冬らしい寒さですが、
昨日は、コートいらずの暖かさでした。

「学び成長する喜びにあふれる社会をつくる」。
わたしたちのビジョンですが、いやあ、昨日は、
自分自身がコンフォートゾーンにいることを、痛感した1日でもありました。

時代の変化に柔軟に対応すること。
学び続けること。

現状に満足せず、「変わり続ける」という意識と行動を、
改めて肝に銘じたいです!