「今」の積み重ねが未来

昨日は月に一度のBPS会でした!
午前中はわたしたちの強みを改めて言語化し、未来を考える。
午後は、パーパスとビジョンに繋がった行動を振り返りつつ、
そこから見えてきた、自分たちが大事にしたい行動指針を考える。
いやあ、この一日のワークを通じて、自分の執着に気づかされる。

ついつい未来志向で先のことを考えてしまいますが、
未来に対して目標をもって、
何かに打ち込むことは大切です。
しかし、「なんとしても結果をださなければ」
といった思い入れが強ければ強いほど、
「もし結果がでなければどうしよう」
という不安が大きくなり、
それが頭から離れなくなってしまい、
結局、今に全力を傾けることができないのは、本末転倒。

「過去にとらわれすぎず、未来を憂わず、
”今”にフォーカスし、”今”を充実して生きることで、
これからの人生は、きっと、より心豊かなものになる」。
そんなことを実感したのでした。
今の積み重ねがより良い未来だなあと。

あれもしたい、これもしたい、という未来への執着で、
本当に大切なこと、大好きなことを
味わい尽くせなくなってしまっているのであれば、
選択していくことも大事。

対話を通じて気づくことがある。
豊かな時間でした!

捉え方次第!

千葉滞在3日目です。
早いものであと少しで7月も終わりとは!!
現実をどう捉えるのかは、私達の脳が見るレンズ次第。

『現実が私たちを形作るのではなく、
“脳が世界を見るレンズによって,
私たちの現実は形作られる。

つまり、自分が幸せかどうかは
環境が決めるのではなくて、
自分の脳が環境をどう捉えるかで
決まってくるのだと。
幸せだと感じながら活動をすることで、
学習機能をオンにするドーパミンが分泌されて、
脳はより熱心に早く知的に動き、結果にもつながっていく。

「仕事上の成功は、IQによって予測できるのは25%だけで、
残りの75%は楽観度合いや、周りからのサポート、
ストレスを脅威ではなく挑戦と受け取る能力に
かかっているとわかっています』。

ハーバード大学 ショーン・エイカー氏
「幸福と成功の意外な関係」

今週は特にバタついていますが、「忙しい!困った~」、ではなく、
「たくさんの方に必要とされているのはありがたいこと」。
そう考えるだけでも、 確かに幸福感が湧き上がってきます。
現実をどう捉えるか、ですね!

身体の声をきく

千葉に来ています。
今日も酷暑になりそうですが、
健康第一で!

さて、建仁寺両足院副住職の言葉は
大事にしたいなあ、と思うことです。
小冊子PHP過去版から一部引用します。

『心や感情といった頭で考えていることが、
”自分自身”だと思いがちですが、
本来、自分の主体は「身体」です。
感情といったものは身体の一部であり、
頭の中を巡っている出来事にすぎません。
私たちの命をつかさどっているのは身体。
身体の声を聞き、その調和をはかるのが
本来のあり方です。

以前の日本人は、農作業やぞうきんがけ、
重い荷物を持つなど、身体を使うことは日常であり、
常に身体の存在を感じていました。
しかし、現代人はパソコンやスマホで、
多くのことができるため、
余計に「頭で考えていること=私」となって、
頭の中の出来事(思考・感情)に一喜一憂し、
振り回されてしまうのです』。

はい、まさにです。
お世話になっている方にも、
身体の声に耳を傾けること、呼吸に意識を
向けることの大切さを、常々お教えいただいています。

副住職も、頭から身体へと意識を向ける練習が
大事と説いています。
呼吸に意識を向け、呼吸を楽しむようになれたら、
鼓動や脈拍などのとても微細な身体感覚に意識を向けること。
微細なレベルの身体感覚が伴った状態では、
そこに存在するものがたくさん見つかるのだと。
言葉に表現しきれないような、命そのものの豊かさ、
健康状態、円満状態など。

そうすることによって、こうして今ここに生かされていることは、
当たり前ではなく、本当にありがたいことだと実感できそうです。

何のために何をどうやって?

東京に向かう新幹線車中です。
京都は快晴!今日こそはと、富士山見物を楽しみにするも、
富士市界隈は曇り・・。ということで今回も雲に隠れておりました。

さて、車中で、「両利きの組織をつくる」再読
「両利きの組織」とは、既存事業で効率的・安定的に収益を上げながら、
時代のニーズに合った新規事業を立ち上げる力のある組織のこと。
AGC(旧 旭硝子)が舞台ではあるものの、
創造的破壊(ディスラプション)が起きている時代背景を考えると、
どの組織にも通ずるものがあります。

特に5章の「組織開発の本質」は熟読。
組織は生き物であり、そこには生身の人間同士の
利害のぶつかりあいが生まれるリアルな組織力学がある。
組織を変革するために筆者が用いているという
「組織開発」というアプローチのステップが、具体的に展開されています。

筆者曰く、組織開発とは
組織を「変える」のではなく、組織が「変わる」を支援する取組み。
まずは、現場の困りごとを把握するも、
現場で語られている問題をどの階層レベルでとらえるかがカギ。
「存在目的レベルの問題か?」
「戦略レベルの問題なのか?」
「組織の基本要素間のアラインメントレベルか?」
「仕組み・手順レベルの問題なのか?」

最終章は「脱皮できない蛇は死ぬ」。
組織経営論の基本的枠組みは、「存在目的→戦略→組織」。
何のために何をどうやって?
経営者はこれらの問いに対する自分なりの答えを持つことだと!

リーダーのありかた

今朝も暑い!
暑いとつぶやくと元も子もないのですが、
それにしてもパワーをそがれる暑さです。
先日の連休に、クーラーのないお堂で説法を受けましたが、
当日の気温は36度。水を2リットル飲んで却って太ってしまいましたが、
集中するとそれほど暑さを感じないものなのか!?

さて、ここのところ、研修の中でリーダーシップに触れる機会多し。
備忘録を読み返しつつ、自分に置き換え耳が痛いことも。
これは2年前の致知メルマガを保存していたもの。
一部引用します。


リーダーに求められる人間力というのは、古くて新しいテーマ。
江戸時代から、人の上に立つ人のあり方を『論語』や『大学』などの
「四書五経」を教科書として学んできた。

ところが、それほど長く学んでいながら、我々の人間力はなかなか進歩しない。
我々は人の上に立ったとき、ついつい『論語』や『大学』が教示している
「あるべき振る舞い」を行わず、得てして「あるべからざる行動」をとって
しまう。

1.人に勝ちたがる
人の上に立つ人、社長やリーダーは経験と実績のある実力者である。
いわば勝利の歴史を経てきた人たちだ。それゆえ負けることを極端に嫌う。
この気持ちは困難を乗り越えるレバレージ(梃子)となる反面、オレがオレが
という自己中心的人間に自分を追い込みやすい

2.自分の欠点や過ちを聞くことを恥じ、嫌がる
耳に痛いことを言われることを嫌うのも、人の上に立つ人が陥りやすい隘路だ。

3.口達者
巧言令色鮮し仁といわれるように、饒舌であることは人間力にプラスとは
ならない。社長やリーダーは聡明才弁より「聴き達者」であるべきだ。

4.聡明をてらう
いわゆる秀才型の社長や自称インテリの悪弊である。
聡明で弁が立つことは悪いことではない。だが、学問的な知識はスキルである。
スキルだけでは、人は喜んでついてこない。

5.わざと威厳を繕う
大方の社長やリーダーは、社員や部下から偉い人と認められたいと思っている。
そのため、つい意識して威厳を保とうとする。
しかし、威厳とは周囲の人が「威厳あり」と感じるものであり、
自ら繕うものではない。

6.我がまま勝手で我意を押し通す
公正であるべき判断や評価を恣意的に壟断することも、社長やリーダーが
犯しがちな過ちである。いわゆる情実人事というものだ。

Learning in the Flow of Work


先日のATD-ICEの振返り会で印象的だったWordの一つに、
Learning in the Flow of Work”があります。

学習を特別なものとして切り出すのではなく、
日常業務の中で、いかに自然に学習を行えるか?
いかに必要な支援を、必要な時に提供できるのか?
仕事の流れの中で学ぶ!
そんな仕組みを設計することが必須ですね。

学習におけるリフレクションの重要性を説くセッションもありました。
効果的なリフレクションを、いかに日々の仕事の中に埋め込んでいけるか?

学習のありかたが、変わりつつあることを実感します。




いのちが何をしようとしているのか?

大阪での仕事帰りに思い立って、
奈良の猿沢池近くの猿田彦珈琲へ。
ここはなんとも落ち着くのです。

道中、いつも大人気のうどん屋が閉まっていたが、
人不足が深刻になり、営業時間を変更せざるを
得ないという張り紙が・・。
週に3日、各3時間しかopenできないとはつらい。


さて、読み返した資料にあった、
ドナルド・ハイフェツ教授のこの言葉。

「リーダーシップにはある種のモノの見方が必要だ。
環境を見極め、未来を見渡そうとする態度だ。
そしてどんなチャレンジが自分に訴えかけてくるか考える。
この世界には我々の対応を必要をしている多くのチャレンジ、
多くのチャンス、多くの難題があるからね。

なぜならリーダーシップとは、愛するもののためになることを
したいと思うことから始まるからだ。
なんであれば、君の心を動かすことでなければダメだ。

リーダーシップには厳しい道のりが待っている。
大変な仕事をしなければならないから、情熱が持てないことなら、無理だ」

「無理だ」とはっきり断じているところに、
覚悟のほどが問われているような気がします・・。

そして、パーカー・J・パルマーのこんな言葉も。

「人生で何をするつもりなのかを自分のいのちに
告げる前に、いのちがあなたと一緒に何をしようとしているのかを
聴きなさい」。

わたしの周りにもインナーパーパスに目覚め、
情熱的に動いている人がずいぶんと増えているように思います。

それは突然天啓のように降りてくるのか、
それとも内側との対話を続けることが大切なのか?
またまた、すぐに答えが出ない問いが立ち上がってきたのでした。

小網神社

本日のお宿は、都内有数のパワースポットともいわれる、
小網神社徒歩2分。
以前、お連れいただいた神社でもあります。
せっかくのご縁。研修会場に行く前に参拝に立ち寄ろう。


『神よ。変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。

変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。

そして、 変えることのできるものと、
変えることのできないものとを、 識別する知恵を与えたまえ』。

勇気をもって一歩踏みだすこと。
「変えられるもの」と「変えられないもの」を見分ける知恵も大切。
変えられないものに執着するのはストレス。

そんな詩を思い出したのでした。
では行ってきます!

いきなり壊れた!

昨夜は冷蔵庫が壊れ、てんてこ舞いでした。
思えばこの家に引っ越して15年近く、1度も壊れることなく、
働いてくれて、ありがたいこと。
急ぎ、娘が使っていた冷蔵庫に食材を避難させるも、
捨てざるを得なかったものもあり、残念無念。
そういえば、ブブーンと異音がする、氷が出来づらくなるなど、
予兆はあったのに、放置していたのはリスク対応不足でした・・。

さて、ここのところバタバタしていて、
無目的の時間が取れていないなあ、と気づく。
常にあれこれ考えていて、思考が止まらない。

わたしたちは、1日に18万7000項目!を
考えていると言われていますがほんとか?
そのほとんどは、「過去の後悔や将来の不安」だと・・。

この状態では、考えていない、という時間がまずないため、
脳が疲労してしまいます。
しかし、「考えない」というのは、なんと難しいことか。

3連休の中で、何も考えない時間をとりたいものです。