心の充電

今年5月にニューオリンズで開催されたATD24-ICE。
参加された方がダイジェストで紹介下さる講座に、
今週・先週と参加しました。ありがたい!

今年の全体テーマは「Recharge Your Soul」。
このテーマをATDICEが掲げたことは、正直驚きですが、
確かに必要だと納得です。

背景には、テクノロジーの活用や、変化激しい中、
私たちは疲弊し、不安に駆られている人も増えている。
だからこそ、自分を内省し、魂や心の充電する時間を、
ちゃんととらないと、ですね。

キーノートスピーカーの一人、ダニエル・ピンク氏は、
講演冒頭、「私たちは、支離滅裂な狂った世界にかなり混乱した」と
話したそうですが、いやはや、ほんとそうですね。

ピンク氏が勧められたことの中から、
心の充電のためにも、以下は是非やってみたいです。

・年内のやらないことリストを作成する

・年内、毎日の終わりに3つの進歩をリストアップする

・年内毎週「HOW]についての会話を2回減らし、
 「Why」についての会話を2回増やす

動かすこと

東京の朝はすでに31℃!
今日も暑い1日になりそうです。

「朝の脳はぼんやりしている。
だからキーワードは手、口、足を動かせ」。
脳神経外科医の築山節氏の言葉です。

今朝はネイティブキャンプで英語レッスンののち、
ホテルの周りをプチ散歩。
普段の生活の中でも、ウオーキング、ちょっとした部屋の片づけ、
朝ごはんつくり、洗顔、などなど、
手、口、足を使うことは結構あります。

さらには、部屋や机の整理整頓をてきぱきこなせば、
その作業興奮で脳が活性化するそうです。
人間の脳って、小さな任務でも完了させることで、
達成感というご褒美が与えられ、
脳のエンジンギアが上がり、仕事がはかどります。

これ、わかります!
自宅で朝、顔を洗ったついでに洗面台をプチ掃除、
在庫確認がてら台所のパントリーを片付ける、
などなど、5分少々キレイにするだけでも、達成感が
感じられますね。

では、そろそろ時間!行ってきます。

センスとは?

東京に向かう車中ですが、今朝も残念ながら
富士山は拝めず・・。

さて、道中、
楠木健氏「経営センスの論理」を斜め読み。

『戦略ストーリーの構想も含めて、
経営者の仕事は、商売を全体として考えることであり、
経営は「センスの領域」。
スキルは育てることができても、
センスは育てることができません。

ではセンスの正体とは何か?
それは「抽象と具象の往復運動」。
たとえばある商品が売れなかったとき、
センスのない経営者は「色がよくなかった」とか、
「形が悪い」とか、具象の地平で考えます。

ところがセンスのある経営者は、まず抽象化して
問題の本質をとらえ、そこから具体的な解決策を
導き出します。そしてセンスのある人ほど、
具象と抽象とを行き来する振れ幅が大きく、
スピードも速い。

その往復運動を支える動力は「好き」という
感情です。強制されてやるものでもなければ、
良し悪しを判断してやるものでもなく、
「自由意思」。
センスは好きなことをしているときに発揮され、
内側から生じます。
センスのある経営者の思考はすべて「内から外へ」。
反対にセンスのない人は「外から内へ」であり、
まず外から取り込むことを考える』。

抽象化して、問題の本質をとらえる。
これがたいそう難しい。

ルックバック

娘に勧められて読んだ「ルックバック」。
映画も公開中です。
2021年、漫画が公開されるやいなや、
爆発的な反響を呼んだ話題作なのですね、
知らなかった・・。

自分の仕事にも通ずるものがあり、
いろんな思いが交錯します。
こういう姿勢でコトに向き合うことを
改めて思い起こすことができました。

人の持つ強さや弱さ、
不安の中、誰かの一言が一筋の光明ともなり、刃物にもなる。
1巻読み切り漫画ですが、最初から感情が揺さぶられます。
没入感も半端なし。

ルックバックとは、過去を振り返りつつも未来へ前進するという
メッセージが込められているのか・。
劇場アニメ版は58分の尺ですが、観に行きたいです!


22周年

本日、弊社は創立22周年。
創立記念日という名のお休みをいただいております!

子供が1歳の時に、それまで個人でやっていた事業を法人化し、
本気で人財育成の道を進んで行くことを決めた日。

先日、22年間の歩みを年表にしてみましたが、
いやあ、山あり谷あり。
山も谷も永遠には続かないけれども、
ジェットコースターみたいだ・
飛躍と混乱は隣り合わせ。
一つ乗り越えたと思えば、また次のお題がやってくる。
とても刺激に満ちた22年間でした!

これまでたくさんの方のご支援をいただき、
今日を迎えられたことに感謝ばかりです、
本当にありがとうございます。

今年は点が線へと繋がっている感がありますが、
どんな1年になるのか。楽しみです!

どんな局面でも楽しむ

先日観た、「ダイアン・フォン・ファステンバーグ すべての女性のために」。
いやあ、良かったです!
年齢を重ねることでの外見の変化を恐れない。
なぜならば、それらはすべて自分が生きてきたことの証であり、
人生が凝縮されたもの。
ああ、シミが!ああ、股関節が!なんてことに負い目を感じる必要はなく、
それらも含めて今の自分。

逆境の中でも、その中に埋没するのではなく、一筋の光を見出し、
進み、切り拓いていくことをあきらめない。
生い立ちも自身の人生も波乱万丈。でもそれを楽しんでいるようにすら見えました。

ダイアン・フォン・ファステンバーグの洋服には、
10年前、ニューヨークで初めて出逢いました。
ラップドレスは着やすくお洒落!
個性的なデザインの洋服も多いけど品格がある。
その後、アメリカへ行く度に購入していましたが、
10年前、本店で買ったカーディガンは、未だ健在です。

『自分との付き合いは一生なのだから、どんな局面でも楽しめばいい』。
ダイアンの洋服からは、そんなスピリッツも伝わってくるようです!

カスハラ対策

ここのところ、カスタマーハラスメントの研修依頼が
急激に増えています。

カスハラに該当する行為を以下のように
具体的に明示した鉄道会社もあります。
「身体的、精神的な攻撃」、「執ような言動」、「過剰なサービス提供要求」。
とはいえ正当なクレームとの線引きが難しいとする声もあり、
なかなかに悩ましい・・。

そのような中、ソフトバンクは顧客の怒りの声を穏やかに
変換する技術を開発し、2025年にはコールセンターに導入するという。
カスハラを疑似体験するツールも出てきた。

生成AIによるリアルタイムの文字起こしを使い、
トラブルを未然に防ぐ取り組みを進めている企業もある。
テキスト化した顧客とのやり取りをコールセンター内の
管理者が常時監視し、暴言などが確認された場合は、
上長が即座に対応する。
(日経新聞6月19日記事より一部抜粋)

人間が働きやすい環境を、AIが支援する時代に
なってきたのだなあ、と思います。

人生即遍路


「還暦の節目に、四国をお遍路さんでまわります!」
「3年がかりで八十八か所結願しました!」
「来月から友人が、スペイン巡礼の旅に出ます、
1日6キロは歩く予定!」

こんなお話を耳にする機会が増えました。
皆さんあっぱれ・・。

四国遍路1400キロの“悟り”とは、
「人は変われる」ということ。

「山頭火の「人生即遍路」という句碑があちこちにあり、
挑戦、挫折、喜び、変化が次々とやってくる
お遍路は、まさに人生の如しだと思いました」。

先日お会いした方は、そんなことをおっしゃっていました。
人生即遍路!
60代になったらお遍路さんに行ってみたい。
しかし、全行程歩いてはきっと無理だが・。

立ち位置

最近講演の機会が増えていますが、研修とはまた立ち位置が
変わるのだと、先日、講演のプロにご指南いただきました。

田坂広志氏の「ダボス会議に見る世界のトップリーダーの話術」を読み返す。

「今日はどういう立場で語ろうか」と「位取り」を定めることで、
話に説得力が生まれるという。
ダボス会議では、一国のリーダーではなく、世界のリーダーという
位取りが大事。にもかかわらず、自国のリーダーという立ち位置で
延々と話したリーダーのスピーチに嫌気が差して、
容赦なく席を立つ人も多かったと。

『話術にはその人の力量がすべて出る。
ごまかしがきかない。話術を磨くということは、
スピーチテクニックを身につけることではなく人間を磨くということ』。
短い時間に生き様があらわれるのですね。

夕方からは講演を聴きに行きますが、
「位取り」「生き様」にアンテナを立てつつ拝聴します!