センスとは?

東京に向かう車中ですが、今朝も残念ながら
富士山は拝めず・・。

さて、道中、
楠木健氏「経営センスの論理」を斜め読み。

『戦略ストーリーの構想も含めて、
経営者の仕事は、商売を全体として考えることであり、
経営は「センスの領域」。
スキルは育てることができても、
センスは育てることができません。

ではセンスの正体とは何か?
それは「抽象と具象の往復運動」。
たとえばある商品が売れなかったとき、
センスのない経営者は「色がよくなかった」とか、
「形が悪い」とか、具象の地平で考えます。

ところがセンスのある経営者は、まず抽象化して
問題の本質をとらえ、そこから具体的な解決策を
導き出します。そしてセンスのある人ほど、
具象と抽象とを行き来する振れ幅が大きく、
スピードも速い。

その往復運動を支える動力は「好き」という
感情です。強制されてやるものでもなければ、
良し悪しを判断してやるものでもなく、
「自由意思」。
センスは好きなことをしているときに発揮され、
内側から生じます。
センスのある経営者の思考はすべて「内から外へ」。
反対にセンスのない人は「外から内へ」であり、
まず外から取り込むことを考える』。

抽象化して、問題の本質をとらえる。
これがたいそう難しい。

ルックバック

娘に勧められて読んだ「ルックバック」。
映画も公開中です。
2021年、漫画が公開されるやいなや、
爆発的な反響を呼んだ話題作なのですね、
知らなかった・・。

自分の仕事にも通ずるものがあり、
いろんな思いが交錯します。
こういう姿勢でコトに向き合うことを
改めて思い起こすことができました。

人の持つ強さや弱さ、
不安の中、誰かの一言が一筋の光明ともなり、刃物にもなる。
1巻読み切り漫画ですが、最初から感情が揺さぶられます。
没入感も半端なし。

ルックバックとは、過去を振り返りつつも未来へ前進するという
メッセージが込められているのか・。
劇場アニメ版は58分の尺ですが、観に行きたいです!


22周年

本日、弊社は創立22周年。
創立記念日という名のお休みをいただいております!

子供が1歳の時に、それまで個人でやっていた事業を法人化し、
本気で人財育成の道を進んで行くことを決めた日。

先日、22年間の歩みを年表にしてみましたが、
いやあ、山あり谷あり。
山も谷も永遠には続かないけれども、
ジェットコースターみたいだ・
飛躍と混乱は隣り合わせ。
一つ乗り越えたと思えば、また次のお題がやってくる。
とても刺激に満ちた22年間でした!

これまでたくさんの方のご支援をいただき、
今日を迎えられたことに感謝ばかりです、
本当にありがとうございます。

今年は点が線へと繋がっている感がありますが、
どんな1年になるのか。楽しみです!

どんな局面でも楽しむ

先日観た、「ダイアン・フォン・ファステンバーグ すべての女性のために」。
いやあ、良かったです!
年齢を重ねることでの外見の変化を恐れない。
なぜならば、それらはすべて自分が生きてきたことの証であり、
人生が凝縮されたもの。
ああ、シミが!ああ、股関節が!なんてことに負い目を感じる必要はなく、
それらも含めて今の自分。

逆境の中でも、その中に埋没するのではなく、一筋の光を見出し、
進み、切り拓いていくことをあきらめない。
生い立ちも自身の人生も波乱万丈。でもそれを楽しんでいるようにすら見えました。

ダイアン・フォン・ファステンバーグの洋服には、
10年前、ニューヨークで初めて出逢いました。
ラップドレスは着やすくお洒落!
個性的なデザインの洋服も多いけど品格がある。
その後、アメリカへ行く度に購入していましたが、
10年前、本店で買ったカーディガンは、未だ健在です。

『自分との付き合いは一生なのだから、どんな局面でも楽しめばいい』。
ダイアンの洋服からは、そんなスピリッツも伝わってくるようです!

カスハラ対策

ここのところ、カスタマーハラスメントの研修依頼が
急激に増えています。

カスハラに該当する行為を以下のように
具体的に明示した鉄道会社もあります。
「身体的、精神的な攻撃」、「執ような言動」、「過剰なサービス提供要求」。
とはいえ正当なクレームとの線引きが難しいとする声もあり、
なかなかに悩ましい・・。

そのような中、ソフトバンクは顧客の怒りの声を穏やかに
変換する技術を開発し、2025年にはコールセンターに導入するという。
カスハラを疑似体験するツールも出てきた。

生成AIによるリアルタイムの文字起こしを使い、
トラブルを未然に防ぐ取り組みを進めている企業もある。
テキスト化した顧客とのやり取りをコールセンター内の
管理者が常時監視し、暴言などが確認された場合は、
上長が即座に対応する。
(日経新聞6月19日記事より一部抜粋)

人間が働きやすい環境を、AIが支援する時代に
なってきたのだなあ、と思います。

人生即遍路


「還暦の節目に、四国をお遍路さんでまわります!」
「3年がかりで八十八か所結願しました!」
「来月から友人が、スペイン巡礼の旅に出ます、
1日6キロは歩く予定!」

こんなお話を耳にする機会が増えました。
皆さんあっぱれ・・。

四国遍路1400キロの“悟り”とは、
「人は変われる」ということ。

「山頭火の「人生即遍路」という句碑があちこちにあり、
挑戦、挫折、喜び、変化が次々とやってくる
お遍路は、まさに人生の如しだと思いました」。

先日お会いした方は、そんなことをおっしゃっていました。
人生即遍路!
60代になったらお遍路さんに行ってみたい。
しかし、全行程歩いてはきっと無理だが・。

立ち位置

最近講演の機会が増えていますが、研修とはまた立ち位置が
変わるのだと、先日、講演のプロにご指南いただきました。

田坂広志氏の「ダボス会議に見る世界のトップリーダーの話術」を読み返す。

「今日はどういう立場で語ろうか」と「位取り」を定めることで、
話に説得力が生まれるという。
ダボス会議では、一国のリーダーではなく、世界のリーダーという
位取りが大事。にもかかわらず、自国のリーダーという立ち位置で
延々と話したリーダーのスピーチに嫌気が差して、
容赦なく席を立つ人も多かったと。

『話術にはその人の力量がすべて出る。
ごまかしがきかない。話術を磨くということは、
スピーチテクニックを身につけることではなく人間を磨くということ』。
短い時間に生き様があらわれるのですね。

夕方からは講演を聴きに行きますが、
「位取り」「生き様」にアンテナを立てつつ拝聴します!

時空を超えるポスト

明日は警報級の雨が降る恐れだという。
梅雨入りが例年より遅れているが、明日にはいよいよか。

さて、京丹後市久美浜町にある、「時空を超えるポスト」。
1・3・5年後と投函口が3つあり、
未来の自分や、大切な人にハガキが送れるというサービスです。
年数は自分で選ぶことができます。

文化財にも指定されている稲葉本家の前にあり、
ここではお庭の見学や陶芸やお香などの
体験工房もあるとか。

時空を超えるポストに投函されたハガキを
1年後、3年後、5年後、こちらの方が郵送してくれます。

以前、定宿にしていたホテルには、
「5年後の自分に宛てた手紙」サービスがありました。
ちゃんと5年後に届けてくださいました!
2014年にお預けし、2019年に届いた手紙。
感慨深く読んだことを思い出します。

そういえば庭に12年前に埋めたタイムカプセルはどうなっただろう!?
どこに埋めたかも忘れてしまったが・・。



どこまで備える?

またまた東京へ向かう新幹線の中です。
さきほどから、レッツノートが熱い!
吹き出し口から明らかに熱風が・・。
ネットで調べてみると、これは冷却機構の不備かもしれない。
取り急ぎエアーでほこりを取るとずいぶん改善されるそうなので、
早速、東京に着いたら家電店に駆け込もう。
万が一の時のために、データのバックアップも確保。
と、あれこれやっているうちに、熱さはずいぶんとましになった、
まずは一安心。

不測の事態に備えておくことは大事だが、
かといって、出張時に2台PCを持参するのは、
現実的ではないようにも思う。
そういえば以前、講演に行く道中、靴のヒールが
パカっと取れたことがあったが、近くに靴屋もコンビニもない・・。
一瞬思考がフリーズしたが、アロンアルフアを持っていることを思い出し、
事なきを得た。
この時ほどGood Job!と自画自賛したことはない。

何が起きても、不思議ではない。
しかし、何が起きても、あせらず対処したいものです!