2026年8月27日
表現し続けること
草間彌生氏が、 97歳で亡くなられました。
作品はもちろんのこと、 その生きざまにも惹かれていました。
昨年、京都市京セラ美術館で 開催された
「草間彌生 版画の世界―反復と増殖―」に足を運びましたが、
京都での個展は 実に20年ぶりだったそうです。
水玉やかぼちゃ、 無限に増殖していくモチーフの数々を前にして、
圧倒されると同時に、 不思議な安心感を 覚えたのを覚えています。
幼い頃から幻覚や幻聴に 悩まされ、それを作品に昇華させることで、
自らを救ってきた という方でした。
苦しみさえも、 表現の力に変えてしまう。
その姿勢に感じ入ります。
亡くなる直前まで 絵筆を手放さず、まさに生涯現役。
97年という長い人生を、 最後の最後まで「表現すること」に
捧げ尽くされたことに、敬意を表します。


