2021年6月3日
人間の分際
今日は雨の予報でしたが、空は快晴。
だんだん曇ってくるようですね。早いものでもう木曜日。
毎日マッハの如く過ぎていく感じです。
さて、早朝散歩から戻って手に取ったのは、曽野綾子の”人間の分際”。
過去作品からの抜粋ではありますが、その分、前後の脈絡は関係なく、
どこからでも読めました。
書評は賛否両論ですが、私は受け入れられるフレーズ多しでした。
”世の中には「なせばなる」、「努力すれば必ず報いられる」
などという美談が溢れているが、80数年の人生を顧みて、
努力してもダメなことは実に多い。
要は、ほとんどすべてのことに、努力でなしうる限度があり、
人間はその分際を心得ない限り、到底幸福には暮らせないのだ”。
幸福という言葉が出ていますが、凡庸な日常の中に、
幸せだと感じる瞬間はいくつもあるなあ、と思う今日この頃。
そういえば、16時間ファスティングをして3週間近く過ぎましたが、
まだまだなせば成った!という結果は出ていない。
しかし、そのプロセスそのものは楽しい。
「人生のほんとうの意味は、苦しみの中にある」
「人間関係の基本はぎくしゃくしたものである」
「大事なのは、見捨てないこと」
心に響く言葉です。