入社5年目研修
入社5年目研修
株式会社阪急交通社
https://www.hankyu-travel.co.jp/
本社所在地 | 大阪市北区梅田2丁目5-25 ハービスOSAKA |
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代表者 | 代表取締役社長 松田 誠司 |
事業内容 | 旅行業他 |
従業員数 | 2,842名(2019年4月1日付) |
ご担当者 | 総務人事部人事課 人材開発係長 神谷 真紀子氏 |
入社5年目研修
毎年、入社5年目の社員を対象とした研修を実施いただいている阪急交通社様に、ビジネスプラスサポート(以下、BPS)の研修についてお伺いしました。
研修導入の背景
「中堅社員に求められる役割を理解すること」と、「チームメンバーを巻き込んで仕事に取り組むための行動を主体的に考えること」を意識させる目的で、2013年11月に第一回目の研修を実施した。
この研修は、会社や組織の課題を不平・不満で終わらせることなく、リーダーシップを意識し、周囲を巻き込んで解決する力をつけることを目指しており、また、「キャリアビジョンを明確にし、仕事も私生活も含めた人生全体をイキイキと充実させること」を主体的に考える機会にしたいとも考えた。
2013年、2014年は1日研修で実施していたが、2015年からは、より実践的なグループワークの時間を多めに組み込んだ1日半研修にバージョンアップして継続的に実施している。
BPSを選んだ理由
以前から、係長クラスへの昇格者を対象とした「リーダーシップ研修」で、BPSの千葉講師に研修を担当いただいていた実績から、依頼を決めた。
講師が持つビジネス現場での豊富な経験にさまざまな理論を重ねた講義は、受講者の心に刺さっていたと感じたからである。
BPSの講師は、研修の場では終わらずに実際の行動につなげる力があり、「今後の仕事への向き合い方」「働くことを軸にした生き方」を考える機会になる研修を実施されることを高く評価した。
何より、講師が受講者のことを本気で考えてくださる姿勢が、受講者だけでなく、事務局にも強く伝わった。
研修の印象
研修が進むにつれ、受講者の目の色が変わり、本気になっていく様子を目の当たりにした。
主体的に発信させる・考えさせることで、受講者の強みを最大限に引き出していただき、さらに、的確なフィードバックにより、具体的な行動をイメージできたのだと感じた。
講師が素晴らしいのはもちろん、事務局の方、コンテンツ、テキスト、ワークシートもしっかりしているので、安心してお任せできている。
阪急交通社の課題や会社風土もよく理解いただいた上で、要望に沿った研修を作り上げていただいているため、受講者の満足度も非常に高く、モチベーション向上につながっている。
研修を終えての変化
受講者は、自分自身を客観的に理解することの重要性、さらには、主体的にキャリア開発を意識していくことが、働く上でも必要だと認識できた。
我が社を成長に導く若きリーダーとして今後どうあるべきか、何を考えていくべきか、本気で向き合っていく覚悟につながった。目標達成に向け、できることから行動に起こしている様子が伺える。
阪急交通社様 入社5年目研修 講師インタビュー
「本格的なキャリア&リーダーシップ開発のプログラム」
本研修の成果が上がっている第一の理由は、人材開発ご担当者の神谷様と共同で作り上げたプログラムだと思います。「自らの頭で考えて行動できる主体的な社員を育てたい」「将来の阪急交通社を牽引できる人材に育てるために、ヤングリーダーシップの開発に投資したい」という人材開発コンセプトのもと、1泊2日でじっくり取り組める体制を整えてくださいました。
1日目はあえて業務から距離を置いて徹底的に自己理解と自己成長に向き合う「キャリアデザイン」にフォーカスする仕立てにしました。日頃の業務上の課題やストレスを仕事レベルから人生レベルで捉え直すことにより、彼らは自らの能力開発に本気で取り組む気持ちになっていきます。
2日目はリーダーシップや周囲を巻き込む力についてグループワークを中心に検討し、抽象的な意識を具体的な行動へと進化させていきます。研修の後半ではGROWモデルという問題解決のフレームワークを使った実践演習で、仲間と力を合わせて難題の解決策を検討します。行動を起こす主語は自分。「いつか誰かが動いてくれる」ではなく、「自分が働きかけて実現する」というマインドを醸成していきます。
「素直で吸収力が高いから、成長が早い」
阪急交通社様の若手社員の方の強みは、打てば響く吸収力の高さだと思っています。若いうちから現場の第一線で責任のある仕事を任せながら育てる方針を取っていらっしゃるせいか、入社5年目とは思えない当事者意識や業務に対するプロ意識がキラリと光る方が多いという印象です。
また、同期の間に男女による意識の差が感じられず、お互いの専門性に敬意を払いながら課題に取り組むダイバーシティな関係性が素晴らしいと感じています。研修で学んだことをその場で試して自分のものにされる姿や、指名しなくても手を挙げて発言が飛び交う社内風土を拝見すると、今後のご活躍が楽しみです。
「毎年、1人1人のニーズに合わせています」
人財育成のアプローチは会社の戦略や受講者のニーズによって毎年変わります。阪急交通社様では、ご担当者が現場の声を丁寧にヒアリングして情報提供くださることに加え、事前課題や事後課題のアクションプラン、上長との面談スキームの構築など、Before→On→Afterのプロセスで全面的にタッグを組んでくださるので、大変ありがたく思っています。これからの未来ある若手社員のみなさまの育成を通して、阪急交通社様の事業の成功に貢献して参りたいと願っております。
千葉 裕子
Chiba Yuko