2016年5月31日

マンスリーレポート2016年6月号

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レジリエンス ~しなやかな対応力を養う【3】

レジリエンスは、変化の激しい時代を生きるビジネスパーソンにとって重要なビジネススキルです。
本レポート4月号、5月号では、レジリエンスが高い人と低い人の特徴およびレジリエンスの高め方についてお伝えしました。本号では、部下のレジリエンスを鍛えるためのマネージャーの接し方を考えます。

◆挑戦するマインドセットを育てる

レジリエンスの特徴と鍛え方をまとめると下図のようになります。
変化に対するしなやかな対応力(=レジリエンス)を鍛えるということは、変化を見極め、挑戦する意欲と能力を養うことと同義です。部下の育成には「褒める」ことが重要と言われますが、「褒められる」こと=外発的動機付け(外部からの刺激による動機付け)ですから、これが常態化すると「褒められるためにやる」というマインドセットになり、自ら進んで行動する内発動機を弱めることになりかねません。
下図の「マネージャーの接し方」に記載したように、レジリエンスの高低により褒め方のポイントがあります。
また、レジリエンスを鍛えるためには、褒めたり叱ったりする以前にマネージャーのマインドセットが重要です。「挑戦するマインドセット」の研究者であるキャロル・S・ドゥエック氏(スタンフォード大学教授)によれば、「人は努力次第で変わったり、成長できる」というしなやかマインドセット(Growth Mindset)を持っているマネージャーと「人の能力は生まれつきで、努力では変わらない」という固定的マインドセット(Fixed Mindset)を持っているマネージャーとでは、部下の能力開発の可能性に差が生まれるとのことです。
レジリエンスを鍛えるためには、本人の努力だけでなく、マネージャーのマインドセットおよび部下の挑戦意欲を育てる接し方も重要なポイントとなります。

◆レジリエンスの特徴と鍛え方

201602

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