2016年2月19日
マンスリーレポート2015年4月号
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業務改善 5S シリーズ A01-2
~整理で要らないものを一掃しましょう~
整理ができていないと、「探す時間が増える」「ミス・手直しが発生する」「余分なスペースが必要になる」「モノ・書類を紛失する」「探せないものを購入する」など、さまざまな損失につながります。
整理には3つの段階があります。それぞれの段階に応じてポイントを説明します。
(1) 要るものと要らないものを分ける
要らないものに赤札(赤い付箋やガムテープを利用)を貼り、整理の見える化を行います。
赤い札が貼ってあるとよく目立ち、ムダを顕在化できて進捗状況も見えます。
(2) 要らないものを処分する
不要品は、「使うか、使わないか」を基準に判断します。
「使えるか、使えないか」で判断しては駄目です。使うものはストックする数量も決めて、余分にあるものは共有化しましょう。
(3) 要るものは使う場所がわかるように置く
要るものには用途、種類があります。誰もがわかるように場所を決めていきます。
◆整理がうまくいくチェックリスト
□不要品の判断基準、ストック数の基準がありますか
□不要品を最終判断する人は決まっていますか
□不要品の置き場を設置していますか
□リサイクル BOX、迷い箱を設置していますか
□不要品、不要書類はゼロになっていますか
□定期的に整理していますか
□机上や通路に、作業や通行を妨げるものが置かれて いませんか
□モノ・書類・データの配置は体系化されており、わかりやすく、探しやすいですか
◆改善事例(個人机の引き出し)
整理前
①1トレーで明確に分別していない(迷う)
②インデックスや電卓は常時使用していない(要らない)
③筆記用具は探して選択しないと取り出せない(探す)
整理後
①要らないものを処分し、使用頻度の少ないもの(インデックス、糊、電卓など)は共有化する:探す▲3 秒
②探さずに片手でワンアクションにて取り出せる:▲3 秒
③クリップ置き場は底を浅くすればすぐに取り出せる:▲2 秒
業務改善 5S シリーズ A01-2
~キャビネットの整理整頓~
(1) 要るものと要らないものを分ける(赤札作戦)
不要品に赤い付箋を貼り、整理の見える化を行います。期限日までに処分します。
整理前
(2) 要らないものを処分する
要るものだけが残ると、スペース配分が明確になります。
◆効果
1スペースを有効活用できる(延べの長さ▲800mm)
2スペース配分のイメージが容易にできるようになる
整理後(第一段階)
(3) 要るものは使う場所がわかるように置く
用途や種類、業務の関連性を考慮して、ゼロベースの視点から作業がやりやすくなるようにグルーピングします。
整理後(第二段階)
(4) 誰もがわかるように配置する
ラベルは部門ごとに色別で整頓し、年度別に配置。保存期限が必要なものは明記します。
◆効果
1探す時間のムダを解消できる
(取り出しにかかる時間 平均 30秒→平均 14秒:▲53%)
2簡単に元に戻せる:▲4秒
整頓
【お知らせ】
3月27日に弊社 代表取締役 藤井美保代 著書の
「仕事ができて、愛される女(ひと)の習慣」 (出版元:SBクリエイティブ)が発売となっております。ぜひ、ご一読ください。