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2025年11月13日

“中堅層”を放置していませんか?―次世代リーダー育成を始めるタイミング

皆さんこんにちは。ビジネスプラスサポートの花村です。

11月も半ばを迎え町の木々も色づいてきましたね。

1年の終わりが近づくこの時期、組織やチームの振り返りをされている方も多いのではないでしょうか。

「来年はどんな人材を育てたいか」

「この1年で誰がどんな成長を見せたか」

そんな視点で社員を見渡してみると“次世代のリーダー候補”が少しずつ浮かび上がってくるのではないでしょうか。

今回はこの「次世代リーダー育成」をどう進めていくか考えてみました。

★なぜ今、“中間層”に注目するべきなのか

多くの企業で耳にするのが「中間層が育っていない」というお声です。

日々の業務をこなす力はあるのだけれど、チームを自分が引っ張る意識や後輩を育てる姿勢がまだ育ちきっていない・・・。

しかしながら、彼ら・彼女らは現場を支える要の存在です。

上からの方針を受け、下からの意見を吸い上げ、現場を動かす立場なのです。

そして、この層が元気だと職場は明るく、活気づくのです。

だからこそ、“次のリーダー層”として育てていくことが、今の企業にとって欠かせないテーマなのです。

★育成の第一歩は「自覚づけ」から

リーダーシップは役職が与えられた瞬間に生まれるものではありません。

「自分がチームにどのような影響を与えているか」を意識したときに、初めて目を出します。

例えば、

  • 後輩の小さな成長に気づいて声をかける
  • メンバーが困っているときに一言フォローする
  • 上司の意図をくみ取りながら動いてみる

こうした“ちょっとした一歩”の積み重ねが、リーダーとしての自覚を育てます。 つまり、育成の第一歩は「あなたの存在がチームに影響を与えている」と気づかせてあげることです。

★現場で育つ仕組みづくりのヒント

中間層の育成を考えるとき、「現場でどう実践させるか」が大切です。

例えば、

  • 自分の強み・弱みを振り返る機会を設ける
  • チームで成果を出すためのケースを一緒に考える
  • 研修後や面談で実践したことを振り返る

このような“振り返りと対話”を繰り返すことで、行動が少しずつ変わってきます。

リーダー育成とは特別なプログラムではなく、日々の仕事の中で「考える⇒試す⇒見直す」を続ける仕組みづくりでもあるのです。

おわりに

一年の締めくくりが近づく今こそ、育成の方向性を見直す絶好のタイミングです。

数年後の組織を思い浮かべながら、「どんな人たちが、どんな思いでチームを引っ張って行ってほしいか」を考えることで次の一歩が見えてくるのではないでしょうか。

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