2024年1月16日
BANI
大分に来ています。
すぐそこに海が見えて眺望最高!
さて、昨夜は、enfac社主催のオンラインセミナーに
参加させていただきました。
冒頭、「誰にこの内容を伝えたい?」という問いをいただいたので、
仲間と、そうだブログ!と思った次第。
BANIはカリフォルニア大学教授Jamais Caisco氏により提唱されました。
時代はVUCAからBANIへ。
今の世界をあらわす言葉として、とてもしっくりきます。
Brittle(脆い)
堅牢だと思ったシステムや仕組み、モデルも、一瞬にして粉々になる脆さを
はらんでいるということ。パンデミックによってビジネス環境が
大きく変わったこと、積み上げたものが一瞬にして砕けたこと
からも、まさにだと思います。
Anxious(不安)
どんな判断にも、常にリスクが存在することの不安、混沌とした世界への
不安が蔓延している。
Non-Linear(非線形)
がんばったからと言って必ず結果が出るわけでもなく、多大な努力が水泡に帰して
しまうこともある。入力と出力の関係性は非線形だ。
Incomprehensible(理解不能)
情報が増えれば増えるほどにカオスが進み、理解不能な状況に陥ることもある。
今、わたしたちを取り巻く環境はまさにこれだな、と思いますが、それを受け入れることも大事。
わたしたちは、一瞬先は闇、刻一刻と状況が変わっている、
まさにBANIな時代を生きていますが、その中でも、
「自分の心柱を握り、動じないこと」も大事だなあ、と思いました。
前に進む強靭さと、変化を受け入れる寛容さ。
そしてすぐに答えが出ない事態を受け入れる、
ネガティブ・ケイパビリティも必要。
セミナーの最後に案内があった2024年のATD、基調講演の一人は、
なんとダニエル・ピンク氏!
現地に行くことは難しそうですが、バーチャルでは是非参加したい。
氏の近著、「振り返るからこそ、前に進める」も、良かったです。