2017年12月4日

振り返りと集中

予防学者、石川善樹氏と、
宗教学者、釈徹宗氏との対談記事を読了。

最初に論じているのは、
現代人の集中時間はどんどん短くなっていて、
連続して集中できる時間は、ほぼ8秒!
金魚の集中は9秒続くのに、
それ以下だといいます・・。

ついついスマホに手がのびて、
ネットにアクセスし、はまり込んだり、
絶えずSNSをチェックしたり。
そこからまた刺激が入るので、ますます
集中できない。

また、昔の農作業は日が沈むと
やめざるを得なかったが、
頭脳労働は家でもできるので、
脳内では、いつまでも仕事が終わらない。
だらだらやると、脳のリカバリーも効かず、
どんどん疲弊してしまう。
そこで大事なのが、「振り返る」時間。
脳は1日を振り返り、明日はこうしよう、
というところまで整理できて、
初めて今日の仕事が終わったと認識します。
明日、やるべきことを整理しておけば、
翌日も集中できるのだと。

また、ハーバードビジネススクールの先生は、
「1日の仕事を終えたら、必ずその場で振り返り、
最も印象的だったことを1行でも書くこと」を
推奨しているといいます。
これが5日たまると何らかの気づきがある。
何の感情も生まれない、が続いたら、
惰性になっているかもしれないので、
何かを変えた方がよい。

人間は感情の生き物なのに、
そこを無視し、「やるべきこと」ばかりを
やっていると、心がどんどんつらくなり、
依存や逃避が起きることも。
さらには、気を紛らわしているだけでは、
心身に破綻をきたすこともあるかもしれません。

1日の振り返り習慣。
大事ですね!

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