2020年11月24日
躾
博多にやってきましたが、今朝は10度!
結構寒い朝です。
さて、先日伺ったお寺で目に留まった「躾」。
躾(しつけ)という字は、身を美しくすると書く。
儲け(もうけ)という字は、信じる者=信者、と書く。
漢字は本当によく出来ているなあ、と思います。
以下は、「躾」という字についての安岡正篤氏の言葉です。
『躾という字はまことにうまくできている。
身体を美しくする、体をきれいにする、
人間の在り方・生き方・動き方を美しくするという、これは躾だ。
美しくするということは、つまり良くするということである。
食事でも作法というものは、自然なもので非常に美しい。
箸やお椀の蓋の取り方でも、
作法通りすれば実に合理的である。
つまり、道徳とか躾というものは、人間の生活、人間の在り様、
人間の動き方というものをいかに自然にするか、
いかに真実にするかということである。
人間が獣でなくて人間らしく生きる道が道徳で、
それは極めて自然であって、理屈でも手投でもなんでもない。
真実、自然のことなのであります』。