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BPS代表 藤井 美保代

2020年10月21日

悩み多き管理職

ここのところ、管理職研修やセミナーが続いています。
仕事の半分以上がプレーヤーの仕事、という人も多く、
「プレーヤーとしての責務」「部門目標達成」「人財育成とチーム活性化」、
という3つの役割を担っており、多重責務の負担が重くのしかかっています。

特にコロナ禍においては、著しい環境変化によって、
即刻対応を迫られることも増えており、
部下やチームメンバーのメンタル支援も課題。

管理職の働きぶりが一般社員のロールモデルとなって欲しいところですが、
現状では管理職の大変さが目立ち、管理職になることに魅力を感じない社員を
増やす結果になっていることも・・。

管理職の悩みは多岐にわたりますが、
「上司や部下が思うように動いてくれない」に着目します。
「部下の育成・指導」と「部門目標の達成」ですが、
この2つは大きく関連しています。
部下が順調に育てば、目標達成力が向上し、
業務の権限委譲が進み、管理職の負担が軽減します。

ポイントは、2つあると考えます。
1つめは「上司・部下との対話による相互理解・ビジョン共有の促進」、
2つめは「育成の仕組み化と 環境づくり」です。

まず、上司との対話では、部門の課題や課長に求められること、
マネジメントとしての課題について優先順位を付けて共有します。
同様に、部下とも、各人への期待や課題、部門のビジョンをしっかり話し合います。
また、多様なキャリア観を持つ人財の育成を1人で担おうとするのではなく、
育成方針や個々人の育成課題を部門全員で共有し、
分担して育成を進める「仕組みと環境」を構築する必要があります。
多様性に対応するマネジメントでは、周囲を巻き込むリーダーシップが問われるなあ、と・・。

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