2018年9月14日
未来を読む
これまた面白い本を教えていただきました!
「未来を読む」。
今、世界でもっとも注目を集めている人たちへの、
インタビューをまとめた本です。
この中には、現在愛読中の「ホモ・デウス」の著者、
ユヴァル・ノア・ハラリ氏も!
長期的視点から、歴史を大局的に見ているハラリ氏は、
壮大な人類史を検証するには、
一つの分野の視座からでは不可能だ、といいます。
ゆえに、ハラリ氏は横断的方法を取り、
歴史学のみならず、政治学、経済学、生物学、心理学、
哲学などすべての分野について、横断的な知見を持っています。
そういった視座をベースに、この本の中では、
以下のようなことを論じていました。
「われわれは、今、人類の歴史上のみならず、
生命の歴史全体で、最大の革命に差し掛かっている。
40億年の間、生命は自然淘汰によって進化してきた。
バクテリアであれ、恐竜であれ、人類であれ、
すべての生物は有機体であり、その生死は、
自然の法則に従っていた。
しかし、わたちたちは、自然淘汰さえ克服しつつある。
インテリジェントデザインによって、
生命の摂理が置き換えられており、
ひょっとしたら、40億年の有機体生命の時代が、
間もなく終わるのかもしれない。
この世の栄華を謳歌したものは必ず滅びる」。
「21世紀の我々人類は、絶えず学習し自己革新せねばならない。
それは、”環境に自身を適応させるため”。
しかし、人は本来、本質的には変化を好まないため。
学ぶべきは、狩猟民族だだ。
彼らは、自分たちの力では、環境を変えることができない
世界で生きていた。だから、現代人よりもはるかに、
柔軟性や適応力がある。
また、もう一つの学ぶべきは、自分の体や五感に対して、
鋭敏であるということ。
生き延びるためには、目で見て、耳で聞き、鼻で嗅ぎ、
すべてについて研ぎ澄まされた感覚が必要だ」。