2020年9月8日
マインドワンダリング
昨夜は8時頃、ちょっと横になろうと思いきや爆睡!
おかげですっきり目覚めた朝です。
さて、ここのところストレスについて話題に上ることが増えました。
解消に自転車、ウォーキング、筋トレ、写経。
解消法も人それぞれです。
そもそも日々のストレスはいったいどのようにして
心をむしばんでいくのか。
以前に観たNHKスペシャルでは、
ストレスを感じると、ストレスホルモンが副腎から分泌され、
ストレス反応を体に引き起こします。
その中でも注目されているのがコルチゾール。
これが一定量をこえて分泌されると、
脳の機能を破壊することがわかってきました。
ストレスにさらされ続けると、脳のある部分に変化が
現われます。それは、海馬。
海馬は、記憶をつかさどり、感情にも関わる部分です。
その海馬を構成する神経細胞の突起がむしばまれ、減少します。
もちろん、ストレスを受けたとき身体が反応し、
ストレスホルモンが出るのは、自然の現象。
それは太古の時代、自然の中で生き残るためにも必要なことでした。
生命の危険を感じたときに心拍数が上がり、
緊急事態に速やかに反応できる。
しかし、現代は、人間関係や過多な仕事、睡眠不足など、
絶え間ないストレスにより、ストレスホルモンが出続けている
状態であり、これは危険。コルチゾールを分泌させ続け、
脳を破壊するのです。
そして、その状態を加速するのは、「マインドワンダリング」。
過去のストレスを感じた出来事や、ありもしない未来の不安に
想いを巡らせ続けてしまうことです。
このマインドワンダリングが、私たちの生活の
非常に多くを占めているといいます。
ハーバード大学の行動心理調査によると、なんと
47%に上るとのこと。
つまり私たちは生活している半分近くでストレスを
感じやすい状態になっているのですね。
こうならないためにも、ストレスがかかった時用のコーピング(気晴らし)を
リストアップしておくと、効果的だといいます。
ストレスを感じたときには本を読む、音楽を聴く、
などなるべく数多くコーピングすることが大切。
自らのストレスへの対策を徹底的に繰り返すこと、ですね。
”脱マインドワンダリング法”、リストアップしてみます!