2018年8月2日
脳は体に導かれる
「脳は体に導かれている」。
ペンを、口にくわえてマンガを読むという実験で、
くわえ方は2種類。
一つは唇を「ウー」の口でくわえて、
もう一つは「イー」の形にして歯でかむ。
そうしながらマンガを読んで、マンガの面白さに
それぞれ点数をつける、という実験です。
すると、「イー」の口でかんだ方が
面白くなるというのです。
イーの口は、笑ってる時の表情。
ウーの口は、憂鬱な顔です。
まさに「形は心を作る」、ということですね。
さらに、ソファにふんぞり返って、足や腕を組んで
人の話を聴いていると、おもしろくなくなってしまう。
前屈みで聴いていると、だんだん話が面白くなる。
脳は、自分ではなかなかスイッチは入らないのだそうです。
「今日はやる気がしないので掃除をする気にならないな。
やる気が出たらやろう」。
これでは、いつまでたってもやる気は高まりません。
まずは掃除を始めてみる。
最初は嫌々始めたけれども、そのうちすっかり気分が
乗って、部屋中きれいに掃除ができた、ということが
起こるのですね。
やる気は待っていて高まるものではなくて、
身体で迎えに行くもの。
デスクワークの際に、気持ちがのらない時でも
まず机の前に座ってとりかかってみることにしています。
気がついたら夢中になっていて、こんなに時間が経っていた・・。
結構こういうことがあるものです。
まさに「脳は体に導かれる」。