2021年6月25日
易経との出会い
敬愛する高間邦男さんが、待望の本「日々の易経 三百八十四の物語」を
出版されました!
高間さんとご縁をいただいたのは、2014年。
当時社長をされていたヒューマンバリューさん主催のATD視察ツアーでした。
組織開発や人間学のみならず、東洋哲学全般にも深く広い知見をお持ちの高間さんに心酔し、2018年からは、高間さんから定期的に学ぶ場「知平塾」を作っ
ていただきました。
そこで出会った易経。
高間さんの書斎にも易経の本がたくさんありましたが、どれも難しそう。
しかし、この一見難解な易経をわかりやすく紐解き解説下さり、
一気に易経への興味が高まりました!
私たちは、日々決断の連続です。
お昼何食べよう?なんて小さな決断であればよいのですが、
人生や会社の未来を左右するような決断は、なかなか簡単にはできないもの。
考えれば考えるほどに、感情や欲がむくむくと出てきて、目を曇らせる。
そんな時に、易経の助けがあれば、日々の出来事に対してどのような姿勢や
態度で臨むべきか。自分の思い方や行動に、間違いや隔たりが起きないように、
修正することができるのだと、本でも記されています。
但し、自分で決めるという主体性を放棄して易にすべてを頼るのでは、
たとえ利益を得たとしても、人間らしく豊かに生きているとは言いづらい。
自分がより良く生きるために、視野を広げ、方向を見定めるためのツールという
ことも説いていらっしゃいます。
わたしは易経と出逢い、日々の決断に迷いが減るとともに、
思い込んだらまっしぐら!という暴走癖(笑)が和らいだようにも思います。
この本は、なんとも深みのある赤の装丁で、手触りも最高です。
初めての方でも、読みやすくわかりやすく解説されていますので、
手に取っていただきたいな、と思います!