2018年6月25日
「信」と「ネガティブケーパビリティ」
昨日は一心塾での学びの日。
やり方ではなく、”ありかた”を学ぶ時間は、
とても貴重です。
毎回、各宗派の総本山に行き、
開祖の生きざまに触れ、想いを馳せる。
鑑真和上、玄奘三蔵、空也、そして
今回は、臨済宗開祖の栄西禅師ゆかりの
建仁寺に行きました。
「信」の心で、道を拓いた人々。
不確実で不透明で、何があるかも、
どうなるかもわからない。
しかし、自分を見失わず、ただまっすぐな心で、
己を信じて、そこに立ち、この道を信じて進む。
その”ありかた”は、心に迫るものがあります。
「ネガティブケイパビリティ」。
”せっかちに答えや理由を求めず、
不確実さや曖昧さ、カオスの中にいられる能力”。
これはなかなかに難しい。
答えの出ない対処しようのない
事態に耐える力であったり、
先行き不透明な事態や状況を
受け入れる力・・。
すぐに答えを求めたがる私にとっては、
修行が必要な力ですが、「信」の心があれば、
その答えのない道を進んでいけるのだなあ、と思います。
自分の伝えることが、人の成長につながるのかなんて、
わからない。しかし、それを信じて、明日からも
立ち続けていきたいと思います。