2020年5月19日
美と豊かさ
日本画家、千住博氏の言葉。
「美とは本来、五感のすべてを
通して感じるもの。
しかし今、人間にとっての美が、
視覚に偏りすぎていることに危険を感じる。
パソコンの中には、視覚情報はあっても、
においや手触りはない。
五感を使って美を感じる感性が
薄らぐということは、
生きる感性が薄らぐこと。
これは生命の尊さに、
鈍感になるという意味でも恐ろしい。
今日のこの時間は一度しかない。
そう思って与えられた時間を慈しむことは、
人生の豊かさにつながる。
そして、豊かさとは、美的感覚にも通じるもの。
豊かさとは生きる理想であり、
また、美でもあったのではないか」。
最近パソコンに向かっている時間が多いので、
生きる感性が薄らがないようにしたいものです!