2020年3月24日
サリエンスネットワーク
3月もあと1週間。
ああ、娘の引っ越しまでいよいよあと1週間。
わたしのイヤシロチである娘がいなくなるとは、
なんとさみしいこと・・。
とはいうものの、大学は5月2日までオンライン授業に
なったようで、自宅でも受講できるではないか!?
わざわざ一人暮らしせずともよいのでは?
と思ったり。心が乱高下します!
せめて彼女と一緒にいる時間を少しでも長く!とばかりに
どこにも立ち寄らず、直帰する日々。
規則正しい生活の中で、本や記事を読んだり
News PicksやYouTubeを聴いたりする機会も増えて、
インプットの洪水!というのも嬉しい時間です。
さて、若手脳科学者であり脳オタクの青砥瑞人氏。
人財育成や教育に脳神経科学の分野からアプローチする
取り組みは要注目です。
青砥氏が対談で話していた、「サリエンスネットワーク」。
初めて耳にしましたが、これをうまく働かせることが、
豊かな人生につながりそうです。
以下、対談記事から一部引用します。
人間の脳に存在する思考のネットワークは大きく3つ。
1つ目は、無意識下でもオートマチックに情報処理や指示出しをする
「デフォルトモードネットワーク」。
2つ目は、自発的に意識を向けた時に活発に働く
「エグゼクティブネットワーク」。
そして、この2つの対極的な要素を持つ
ネットワークの切り替え役を担うのが、
3つ目の「サリエンスネットワーク」。
脳神経科学の分野では、数年前に発見され、
研究が盛んになっている対象で、
“気づきのためのネットワーク”とも言われています。
例えば、普段の生活の中で、ふと何かに意識的な状態になる瞬間。
「うわあ、空が綺麗だ」とか「夕日が美しい」など、
それまでは気にしなかった光景が、何かの拍子に急に視界に入ってくるときの
「無意識から意識への切り替え」。
これを意識的に使いこなせるようになることで、
物事の見え方や考え方が変わってくるのだと。
このように、感動する、ハッピーな気持ちになるというのは、
体内でセロトニンが分泌されていて、
気持ちのいい状態になるのでこれまた一石二鳥です。
仕事の場面を考えてみると、淡々と業務をこなすのではなく、
「ちょっと上達したかも」「これは楽しいな」といった気づきを
意識的に持とうとすることで、より働きがいが生まれてくる
きっかけになるかもしれない、と話しています。
サリエンスネットワークを意識的に働かせて、
気づきの表面積を増やしていくと、自分が何に関心を持っていて、
何に感動するのか。ひいては「自分らしさ」について考えるための材料が増えていく。
そうすると、自ずと「自分ってどんな人間なんだろう?」
と意識的に考えられるようになっていくはずです。
意外と知っているようで知らない自分自身を
探索するきっかけにもなりそうですね!