2021年4月19日
サムシンググレート
先日亡くなられた、筑波大学名誉教授の村上和雄氏。
本も何冊か読みましたが、「遺伝子を研究するほどに自然の不思議さや偉大さを
感じる。人間の体の中には宇宙の法則性がある」というお言葉が印象的でした。
宇宙や太陽系、地球の活動とも同じで、寸分のくるいもなく動いており、
秩序正しい法則性がある。
神様が創造された宇宙や生き物がいかに素晴しいかということを
科学用語で証明していく、これが本来の科学の原点だと。
追悼公開いただいた 白鳥哲監督作の「祈り~サムシンググレートとの対話
~」を観ました。
村上和雄氏は、映画の最後のメッセージで、このように語っています。
「21世紀は日本の出番が来ると思っている、いや、そうしたいと思っている。
世界から見ると、日本にはそういう使命がある。
なぜなら日本は西洋の科学技術を学び経済大国になった。
しかし、日本には日本文化の伝統というものがある。
これは仏教と神道からきているサムシンググレートの世界を感じている。
いただきます、おかげさま、ありがたい。もったいない。
これらの言葉の裏には、大自然の働きに対する感謝がふくまれている。
2000年も続いた伝統は、今スイッチがオフになっているだけ。
サムシンググレートに感謝する。地球・太陽・水に感謝する。
それがおかげさまであり、もったいない、であり、いただきます、なのだ。
生きていることはまさに有難いこと。細胞1個が偶然できる確率は、
1億円の宝くじに最低百万回もあたるのと同じくらい。そんな細胞を
人間は、60兆個持っている、そのこと自体がありがたい。
言葉とは文化そのものを表す。
2000年もこの言葉を大事にしてきた日本文化の伝統のスイッチをオンにすべき。
日本は世界に役立つ国だ、尊敬される国だ。そういう国家目標を立てると、
日本は素晴らしい国になる。そのために私は、サムシンググレートの
メッセンジャーになる。この天命を楽しもうと思う。
わたしたち日本人が誇りをもって歩めるような、
メッセージをいただけました。