2018年3月6日

生きることは過剰性とのたたかい

今しがた福井に着きました。
春の陽気から一転、真冬のような寒さです!

道中、サンダーバードで読んだ月刊誌。
宗教学者であり僧侶の釈徹宗氏と、
クローズアップ現代の元キャスター、
国谷裕子氏の対談記事のこんな言葉に
目が留まりました。

『生きることは、自分の中の過剰性との闘い。
その過剰さをどうコントロールするかで、
幸せにも不幸にもなる。
人の幸福を考えるために、
これからはフェアとシェアに
目を向ければならない』。

確かに!過剰に求める心には際限がありません。
もっと、もっとと求め続けている心には、
いつまでたっても満たされている感がありません。
さらに対談は続きます。

『仏教では、人が生きる上で避けることのできない
苦しみの根源に、「過剰なもの」があります。
わたしたちはこれまで、過剰に求める心で、
大量生産→消費→廃棄をしながら、
経済成長をしてきたが、その流れを
一度立ち止まって見つめなおすことも大事です。

人間の欲望を「ニーズ」と呼び換えて、
ビジネスチャンスを生み出し続けていくと、
地球はもたなくなってしまいます』。

今こそ、過剰性に裏打ちされた生き方を
見直す時なのかもしれません。
最近起きている社会的問題の大半は、
わたしたちの過剰性への警鐘だとも言えますね・・。

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