2023年7月25日
身体の声をきく
千葉に来ています。
今日も酷暑になりそうですが、
健康第一で!
さて、建仁寺両足院副住職の言葉は
大事にしたいなあ、と思うことです。
小冊子PHP過去版から一部引用します。
『心や感情といった頭で考えていることが、
”自分自身”だと思いがちですが、
本来、自分の主体は「身体」です。
感情といったものは身体の一部であり、
頭の中を巡っている出来事にすぎません。
私たちの命をつかさどっているのは身体。
身体の声を聞き、その調和をはかるのが
本来のあり方です。
以前の日本人は、農作業やぞうきんがけ、
重い荷物を持つなど、身体を使うことは日常であり、
常に身体の存在を感じていました。
しかし、現代人はパソコンやスマホで、
多くのことができるため、
余計に「頭で考えていること=私」となって、
頭の中の出来事(思考・感情)に一喜一憂し、
振り回されてしまうのです』。
はい、まさにです。
お世話になっている方にも、
身体の声に耳を傾けること、呼吸に意識を
向けることの大切さを、常々お教えいただいています。
副住職も、頭から身体へと意識を向ける練習が
大事と説いています。
呼吸に意識を向け、呼吸を楽しむようになれたら、
鼓動や脈拍などのとても微細な身体感覚に意識を向けること。
微細なレベルの身体感覚が伴った状態では、
そこに存在するものがたくさん見つかるのだと。
言葉に表現しきれないような、命そのものの豊かさ、
健康状態、円満状態など。
そうすることによって、こうして今ここに生かされていることは、
当たり前ではなく、本当にありがたいことだと実感できそうです。