2025年5月27日
超国宝
昨年から楽しみにしていた奈良国立博物館「超国宝 祈りのかがやき」。
週末に行って来ました!
それにしてもすごい人混みにびっくり。
「超 国宝」という展覧会タイトルは、選りすぐりの名品という意味かと思うと、
それだけではなく、国宝を生み出した”祈り”を、時代を超えてつないでいきたい、
という思いも込められているのだそうです。
それにしても名品揃い。
法隆寺の百済観音(観音菩薩立像/飛鳥時代)、石上神宮の七支刀(古墳時代)、
円成寺の大日如来坐像(平安時代)に最後のコーナーには、
中宮寺の菩薩半跏像(飛鳥時代)。
この展示がまた素晴らしかったです。
黒い壁に囲まれ、燈明のように浮かび上がる百済観音像。
360度から拝めるその立ち姿は凛とし、天をも突き抜けるようです。
この姿こそが、祈りと永遠性を象徴しています。
部屋ごとにテーマが定められ、釈迦への信仰、仏の優美な装飾世界、
神々の至宝などを紹介し、最後の真っ白な部屋には、中宮寺の菩薩半跏像!
思わず立ち尽くしました・・。
新たな世界の夜明けを象徴するがごとくのこの世界観。
ほんっとに素晴らしいです。
昨年の空海展も感動のあまり、2回足を運びました。
奈良・京都・大阪での3展覧会。
いずれも6月15日までですが、せっかくならば
すべて行ってみたい・・。