2023年2月15日

対話

昨年10月から受講している組織開発論~理論と実践コース~も、
9回目が終わり、残り1回となりました。
最終回は、各人の発表です。

前回は、中原淳先生が「組織開発と人材開発」というテーマで
お話くださいましたが、対話の意味を改めて理解しました。

先生の考える組織開発とは、「組織をwork」させる意図的働きかけであり、
見えないプロセスに光をあてることでworkさせること。
「本当に大切なものは目に見えないんだ」。
サンテグ・ジュペリの星の王子さまの一節ごとく。

見えないプロセスに光をあてるためには、対話が不可欠ですが、
対話と言っても、その定義や解釈は人によってさまざま。
ご著書の「話し合いの作法」も紹介下さいましたが、
先生が長年研究と実践を深めているのは「対話」だと!
対話とは深い・・。改めて講義を伺い感じました。

「対話とは、お互いの意見のズレや違いを表出させ、
認識し合うようなコミュニケーションのこと」。

そう、単なる情報や意見のやりとりではなく、自分の価値観や経験を
お互いがポトン、と話し合いの場に落としあうことが大事。
 また、出た意見や価値観はまずは「受け取ること」。
論破したり、相手を貶めるのではなく、出た意見を理性的に比較検討(ディスカッション)し、
その上で、決断すること。
議論するからこそ、決断ができるのですね。

よい話し合いの場は、「今は対話の時間」、「ここからは決断する時間」と、
今、どのフェイズにあるのかを参加者が認識できている。

ここのところ、社内外でも対話の場多しですので、
早速実践したいです。

この本は、オーディブルの聞き放題の対象でもありますし、
再度じっくり聞いてみまーす!

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