2025年1月31日
傲慢と善良
この小説、ほんっと面白かったです!
オーディブルで聴きましたが、
「傲慢と善良」とは、1人の人間の中に存在する。
え!?それ私やなあ、と。ぎくりとすること多しでした。
何より著者の心理描写の見事さ!
前半に登場する人々の語りにより、
自分がこうだ、と思っていた婚約者とは、
まったく違う姿が浮かびあがってくる。
その説得力たるや、情景がリアルに思い浮かんですら来る。
リアル過ぎて身震いするほど。
人間とはかくも・・。
小説を通じて、受け取ったメッセージは「選択」と「自立」。
選択するには、自己肯定感がベースに必要なのだ、ということにも
気づかされました。