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BPS代表 藤井 美保代

2025年3月26日

体の声を聴く

京都から奈良へ移動中ですが、
近鉄特急の”あをによし”に初乗車中です。
車窓を眺めながら座るカップル席は、
いつもと風景が違って見えます。

ついつい仕事をしそうになってしまいますが、
しばし外の景色を見ながら呼吸に意識を向ける。
で、ついついパソコンを開く・・。
懐かしい、PHP冊子の記事から抜粋したものが出てきました。
一部引用します。

座禅瞑想に伺った、建仁寺両足院副住職のお言葉です。

『心や感情といった頭で考えていることが、
”自分自身”だと思いがちですが、
本来、自分の主体は「身体」です。
感情といったものは身体の一部であり、
頭の中を巡っている出来事にすぎません。
私たちの命をつかさどっているのは身体。
身体の声を聞き、その調和をはかるのが
本来のあり方です。

以前の日本人は、農作業やぞうきんがけ、
重い荷物を持つなど、身体を使うことは日常であり、
常に身体の存在を感じていました。
しかし、現代人はパソコンやスマホで、
多くのことができるため、
余計に「頭で考えていること=私」となって、
頭の中の出来事(思考・感情)に一喜一憂し、
振り回されてしまうのです』。

副住職曰く、頭から身体へと意識を向ける練習が
大事だと。
呼吸に意識を向け、呼吸を楽しむようになれたら、
鼓動や脈拍などのとても微細な身体感覚に意識を向けること。
微細なレベルの身体感覚が伴った状態では、
そこに存在するものがたくさん見つかるのだと。
言葉に表現しきれないような、命そのものの豊かさ、
健康状態、円満状態など。

そうすることによって、こうして今ここに生かされていることは、
当たり前ではなく、本当にありがたいことだと実感できそうです。


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