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BPS代表 藤井 美保代

2025年7月9日

人の持つ本質は「光」

松本へ向かう朝です。
遠方の出張は移動時間からして楽しみ!
特急しなのから眺める景色も美しいに違いない。

さて、何度も観ているアニメ版、キングダム。
一番好きなシーンは、シーズン4の21話目。
秦王(のちの始皇帝)である政と、王座を争うライバル呂不韋が対峙し、
対話するシーン。何十回観たことか。
自身の人間観のベースになっているほどです。

一部セリフから引用すると、こんなやり取りがなされます。
呂不韋曰く。

「天下を作ったのは”金”であり、金が人の”欲”を増幅させたからこそ、
金が人・欲を動かし、金が天下を操る全てだ。
そして如何なるやり方でも戦争はなくならない。
戦争は紛れもない人の本質の表れであり、
人の世の営みの一部である。」

それに対して、秦王の政は、力強くこう語る。

「たしかに人は欲望におぼれ、あざむき、増悪し殺す。
凶暴性も醜悪さも人の持つ側面だ。だが決して本質ではない。
その(認識の)誤りから、争いはなくならぬものと思い込み、
その中で最善を尽くそうとしているが、それは前進ではなく、
人へのあきらめだ!そこに気付かぬがゆえに、この中華は五百年も
戦争を続けている」

「人のもつ本質は ・・・  光だ」

「形や立場が違えど、皆一様に自分の中心にある
“光”を輝かせて死んでいった。そしてその光を
次の者が受け継ぎ、さらに力強く光り輝かせるのだ。
そうやって人はつながり、よりよい方向に前進する。
人が闇に落ちるのは、おのれの光の有り様を見失うからだ。
見つからず、もがき、苦しみ、悲劇が生まれる。
その悲劇を増幅させ、人を闇へ落とす最大のものが戦争だ。
だから戦争をこの世からなくす!」。

中華全土を統一した後、始皇帝は暴君になったと言われていますが、
最近の研究や遺跡からは、それを覆す説も出てきています。

それにしてもアニメではまだ秦国を統一したばかり・・。
中華統一まで、果てしなく続いてくれることを願います!

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