2024年7月8日
センスとは?
東京に向かう車中ですが、今朝も残念ながら
富士山は拝めず・・。
さて、道中、
楠木健氏「経営センスの論理」を斜め読み。
『戦略ストーリーの構想も含めて、
経営者の仕事は、商売を全体として考えることであり、
経営は「センスの領域」。
スキルは育てることができても、
センスは育てることができません。
ではセンスの正体とは何か?
それは「抽象と具象の往復運動」。
たとえばある商品が売れなかったとき、
センスのない経営者は「色がよくなかった」とか、
「形が悪い」とか、具象の地平で考えます。
ところがセンスのある経営者は、まず抽象化して
問題の本質をとらえ、そこから具体的な解決策を
導き出します。そしてセンスのある人ほど、
具象と抽象とを行き来する振れ幅が大きく、
スピードも速い。
その往復運動を支える動力は「好き」という
感情です。強制されてやるものでもなければ、
良し悪しを判断してやるものでもなく、
「自由意思」。
センスは好きなことをしているときに発揮され、
内側から生じます。
センスのある経営者の思考はすべて「内から外へ」。
反対にセンスのない人は「外から内へ」であり、
まず外から取り込むことを考える』。
抽象化して、問題の本質をとらえる。
これがたいそう難しい。