2024年4月3日

どんな仕事にも意義がある

この時期になると、2年前に亡くなられた師匠を思い出します。
新人研修に向き合う姿勢、進め方もたくさん教えていただきました。
いろんなことが思い出されますが、「入社2年目社員が、
研修終了後のレポートに書いていたことが、とても印象に残っている」。

こんな話をして下さったのは30年近く前ではありますが、
今でも心に残っています。

『私は入社以来どんな仕事も
一所懸命取り組んできましたが、
ひとつだけ好きになれない仕事がありました。
それはお茶くみです。お客様がお越しになったら、
自分の仕事の手を止めて、給湯室に行ってお茶を出す。
お客様が結構多い部署なので、1日に何度も
席を立たねばならず、正直嫌で仕方ありませんでした。

でも、先輩は、私が手を離せないときには、
いつも楽しそうにお茶を出しに行きます。
ついつい先輩に、なぜそんな風に
楽しそうにお茶を出すのか訊いてみたら、
先輩は「お茶くみだなんて思ったことは一度もないよ。
わざわざ会社にお越し下さったお客様に、
ようこそお越し下さいました、という、
歓迎の気持ちや感謝の気持ちを、
お茶をお出しすることで伝えられる大事な仕事だもの」
と言われてハッとした』と。

その日以来、彼女にとってお茶を出す、ということは
”心を伝える大事な仕事”、という意義あるものに変わり、
それからは、美味しいお茶を入れる工夫をしたり、
一言添えるようにすると、お客様との心の距離が、
近づいたように感じられるようになったのです。

仕事の意義を感じた時、人は、その仕事への
取組み姿勢も、心持ちも変わるものなのだと!

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