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BPS代表 藤井 美保代

2025年11月7日

どうありたいか?

東京から戻る新幹線車中です!
今回もひかりを選んだので、まずまずの空き具合です。

さて、オーディブルのオススメに出てきた内館牧子さんの小説、
『終わった人』。
ギクリとするタイトルですが、自分にも通ずるものがあるなと、
一気に聞きました・・。

主人公は、順風満帆なキャリアを歩んできたものの、
定年退職を迎えた瞬間に「社会から自分が消える音」を聞く。
妻は元気に習い事やボランティアに励み、彼だけが家でポツン。
新聞を隅から隅まで読んでも1日が長い。
そんな中で起業を試みたり、
大学院に通ったり、恋らしきものをしたり(!)と、
もがきながら“生き直し”を試す。

読んでいて笑えるのに、胸の奥がチクチク痛む。
数年後の自分を、ふと重ねてしまうからかもしれません。
しかし、この本は、ただの“定年悲話”では終わりません。

主人公が葛藤の末に気づくのは、「社会にどう見られるか」より
「自分がどうありたいか」。
人生100年時代、終わったかどうかを決めるのは他人ではなく、自分。
この言葉、自分にもしかと留めたいです!

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