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BPS代表 藤井 美保代

2017年10月17日

働き方改革のしわ寄せ

こんな声を耳にすることが増えました。
働き方改革の影響を一番受けているのは、
「管理職」だと。

確かに、管理職世代は「24時間戦えますか?」の
リゲインのCMの如く、馬車馬系の傾向ありなので、
ついつい長時間労働を厭わない、ということもあるのでしょう。
しかし、働き方改革の旗振り役を任されている管理職が、
ジレンマに陥っているというのは、見過ごせません。

「部下の残業増は上司の責任」という風潮が強まるなか、
職場の労働時間削減と、成果の板挟みになっている管理職。
部下が定時に帰ったのち、やり残した仕事は管理職が
その始末をする、というような、信じがたいことが
起きているのです。

自分でやり切る経験をせず、
後始末を上司にしてもらって、仕事力が身につくのか?
一皮むける経験なくして、成長できるのか。
人財育成、という視点からも心配です。

「部下に定時後に予定があると
先に言われてしまったら、
今の時代、何も言えない雰囲気がある」
はぁ~???

こんな状況では管理職になりたがらない人は
ますます増え、働き方改革が、職場の信頼関係に
影を落とさないかも心配になります。
数字合わせという目的ありきの働き方改革は、
本末転倒ですね。

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