2017年10月13日
お金ではなく信用を稼ぐ
話題本、キングコング西野氏の
”革命のファンファーレ”読了。
初版7万部とは、芸人本としては、
異例の発行部数です。
「えんとつの町のプペル」で、
絵本の世界ではメガヒットの30万部を突破し、
新たな価値を創造している西野氏は
超優秀なマーケッター、そして何より、
覚悟の据わり方がハンパない。
私のような昭和体質の人間には、
目からうろこ、夢中になりすぎて、
電車を乗り過ごしてしまいました!
『お金を稼ぐな、信用を稼げ。
信用持ちは現代の錬金術師だ』
この言葉には共感至極です。
彼はタレントとして信用を得るために、
まずは「嘘」をつかないということを徹底します。
たとえば、仕事だからといって、
マズイ料理を「美味い」とは言わない。
心にもないことを言うことで、
それを知っている人は、あ、ウソついてるな、
ということで、信用をなくしていく。
だから、食へのコメントを求められるような仕事は
”受けない”のだと。
これは私たちの仕事にも通ずるものです。
なんでも屋は、上っ面の内容になってしまい、
却って信用を失っていく。
ネットやクラウドファンディングは、
むしろ取り繕ったことは見透かされ、
逆に信用のおける人が報われるという、
”正直者がバカをみない時代”の到来なのだともいいます。
”これからは、好きなことを仕事にするしか
道が残されていない”時代だ。
という言葉に代表されるように、
世の中の価値観が変わってきていることが、
感情論ではなく、論理的に語られています。
面白い、しかし危機感の芽生える本、
オススメです!