2017年9月6日
指は自分に
「自分が失敗したと感じたことと、
どう向き合うかは大切だと思う。
人との付き合いにも当てはまると思うが、
うまくいかなかった原因をどこに向けるのか。
うまくいかなかった原因を、最初に自分以外の
第三者に求めてしまう人はなかなか前へ進めない。
まずは自分に何が足りなかったかを問うべきだろう。
それができて初めて失敗を次への力に変えられるし、
その人自身の成長を自ら促すことができるのではないだろうか」
競争を経験してきた世代も、不惑を迎え、
リーダーシップや組織論に悩むことが多くなる。
「人を見極め、導きながら人を動かす、
ということはとても大変なことだろう。
人の上に立つ立場は日々神経をすり減らしていくことになる。
人に使われる立場は、思うようにできない
ストレスを抱えていることが多いだろう」。
「言えることは、それぞれの立場にそれぞれの苦労が
存在するということだ。上の立場の人間は下の立場の人間に
敬意を払う。下の立場の人間も上の立場の人間に対して敬意を払う。
そのような関係を構築するには、いろいろなことへの意識が
高くないとできないうえに、時間もかかるから、
とても難しいことだが、それができたらその組織はとんでもなく強いだろう」。
イチローの言葉です。