2017年9月5日
脳の仕組みを知る
医療現場で脳のリハビリに従事し、
脳科学の知見を深めてきた
作業療法士、菅原洋平さんの
執筆記事は、実践的で面白いです。
脳の基本は、「脳は臓器である」
ということをまずはちゃんと認識すること。
胃がもたれるなあ、と感じたときには、
少し食事を控えたりするけれども、
脳に対しては、「いくらでも生産性は
向上できるはず」と、詰め込みすぎてしまいがち。
これでは却って非効率です。
また、仕事をサクサク片付けるためには、
「環境整備」が脳の効率を左右するといいます。
脳内では、私たちが何かをみるたびに、
「やるかやらないか」という選択が
無意識に行われています。
この無意識の選択には、実は大量のエネルギーが
使われているのだと!机の上に多くの資料が積んであるだけで、
肝心の仕事に取り掛かる前からすでに脳は
疲れはじめているのです、これはまずい!
そのようなムダな努力を回避するためには、
「余計なものは見ない」を徹底することに限ります。
5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけは、
まさに余計なものを観ないための環境整備。
わずかな隙間時間についついスマホを
見てしまうのも、時間の有効活用どころか、
「寸暇を惜しんで脳のエネルギーを消費している」
という状態に陥っているのだそうです・・。
ちゃんと脳の仕組みを知っておくこと、
大事ですね。