2017年8月4日
会社を変革するということ
今日は、京都流議定書に参加しましたが、
基調講演は、カルビー会長兼CEOの松本晃氏。
冒頭「1989年11月9日、“異常な40年”が終わった」
という言葉からスタートしましたが、
この日は日経平均株価ピークの日であり
ほどなく、ベルリンの壁が崩壊し、東西の冷戦終結。
これ以降、かつての高度経済成長の時代は、終焉を迎えたのだから、
私たちは変わらなければ衰退することは必至。
しかし、変革というのはとても難しい。
それは『既得権益を奪うこと』だから。
お金、地位、権力。
これらを奪い取らねば、変革は進まない。
自身の会長室もなければ車も接待交際費も
ほとんどなし。
今日もおひとりで飄々と、
会場を歩いていらっしゃいました!
松本氏が現職に就いたのは2009年。
「悪しき昭和の文化が根付いた組織風土を壊し、
みんなが活躍できる会社にしよう」と誓われました。
しかし、社員の生産性の高い仕事を阻んでいるのは「上司」だと。
必要もない定例会議を増やし、膨大な資料を部下に作らせる。
くだらないことのために部下がクリエイティブな仕事を
する時間を奪っていく。
ということで定例会議はなくし、この7月1日からは完全在宅勤務もオッケー。
しかし、それは単なる甘い職場を作るということではなく、
「成果にコミットする」ことが第一義です。
『働き方改革は、改革そのものが目的ではなく、
人材をどう活用していくか、
イノベーションが起きる環境をどうつくっていくか、
そのための仕組みや制度をどうつくっていくか』。
これがカギです。
そして結果として、お客さまから支持を得、
売上や利益を伸ばしそれを従業員に還元していくこと。
終始引き込まれた素晴らしいお話でした!
まだまだ書ききれませんので、続きは次号で。