2016年2月21日
マンスリーレポート2015年6月号
業務改善 5S シリーズ A01-4
~清掃でいつも気持ちのよい職場に~
清掃とは「ゴミ・チリ・ホコリなし、汚れなし、ピカピカ」の状態を「維持すること」です。
始業前の清掃では、事務所をブロック分けして、スタッフ全員で清掃をする習慣をつけるとよいでしょう。
清掃を毎日しなくても、汚れたときにやればいいと思う人もいるでしょう。
しかし「毎日行うことが大事」です。
なぜなら、1つでもゴミがあると、そこにすぐゴミが集まってくるため、毎日行うことによって、ゴミが集まってくるのを防ぐのです。
汚れる前に清掃する方が、簡単で効率的なのです。常にきれいな状態が維持されるのですから、社員のモチベーションが上がり、集中力がアップし、「事務ミスゼロ」につながります。
清掃するときのコツは4つあります。実践して身体で覚えましょう。
◆ 清掃のコツ ◆
①「上から下へ」掃く、拭く
②「奥から手前へ」掃く、拭く
③モノを移動したら「水平、垂直、平行」に戻す
④四角いものを丸く拭くのはNG
四隅などの「角の形」に沿って拭かず、「丸く」拭くと汚れが溜まってしまうからです。必ず隅まで「角の形」に沿って拭きます。
◆清掃がうまくいくポイント
(1)清掃の分担を決めて、チェックリストで点検する
全員参画を原則とし、「清掃の頻度、清掃の箇所、担当者、時間など」を決めた清掃分担表(図1)、清掃分担マップ(清掃箇所の範囲図:図2)を貼り、みんなが参加、清掃しやすいように工夫しましょう。
(2)朝の清掃の準備を、前日の終業後にやっておく
朝の清掃をしやすくするために、終業後、デスクの上には電話機とパソコン以外は置かないようにします。
(3)汚れの発生源を突き止め、対策を行う
キーボードを清掃するより、終業後、カバーをしたり裏返ししたりする方がムダを省けます。
(4)清掃時に点検も行う
清掃によって、機械や設備も最良の状態を維持します。また整理整頓後の乱れがないかも併せて点検します。
(5)清掃時間は奇数を原則にする
人間は偶数だと安心してダラダラとした清掃になります。清掃時間を決めるコツは「奇数」。
さらに、時間を短縮していくとよいでしょう(例:9分→7分→5分)。
好評をいただいておりました「業務改善シリーズ」は今月で終了となります。
来月より新シリーズがスタートいたしますので、よろしくお願いいたします。