2026年5月29日
「報・連・相」不足の本当の原因

皆さん、こんにちは。ビジネスプラスサポートの花村です。
「もっと早く相談してくれればよかったのに」・・・。
職場で上司や先輩からこのような言葉を聞くことはありませんか?
その一方で、若手社員からは、
- 「忙しそうで声をかけづらかった」
- 「これくらいなら自分で何とかしようと思った」
- 「相談したら怒られる気がした」
という声も耳にします。
“報・連・相不足”というと、つい、「本人の意識の問題では?」と考えてしまいがちですが、実際には職場の環境や関係性が影響していることも少なくありません。
- 「報連相ができない」のではなく、「しづらい」こともある
もちろん、社会人として報告・連絡・相談は大切な基本です。
しかしながら、最近は若手社員を中心に「失敗したくない」「間違えたくない」という思いを強く持つ方も増えています。
そのため、
- 「こんなことを聞いていいのだろうか」
- 「まだ相談する段階ではないかもしれない」
- 「自分で解決できないと思われたくない」
と悩んで結果的にタイミングを逃してしまうことがあります。
また、上司や先輩側も忙しく、無意識のうちに「話しかけづらい雰囲気」を出してしまっている場合もあります。
- 「報・連・相」が止まりやすい職場の共通点
私たちが研修で現場の声を伺う中でも、報連相が停滞しやすい職場にはいくつかの共通点があります。
- 忙しさが空気になっている
「今は話しかけない方がよさそう・・・」そう感じさせる空気があると、相談のタイミングを失いやすくなります。
特に若手社員は“今聞いてよいか”を非常に気にしています。
- 「どこまで報告すべきか」が分からない
上司にとっては当然と思っていることでも、経験の浅い社員にとっては“基準”が見えていないこともあります。
- 相談したときの“反応”が不安
過去に強く否定された経験や、「それくらい自分で考えて」といったことを言われた経験があると、人は相談をためらうようになってしまいます。
「報・連・相」は単にする側の問題ではなく、受け止める側の姿勢も大きく関係しています。
- 本当に必要なのは「話しやすさ」
報連相を活性化するためには、「ちゃんと報告しなさい」では不十分なのです。
大切なのは
- 小さな相談でも受け止める
- 日頃から声をかける
- 「相談してよかった」と感じてもらう
- 完璧な報告を求めすぎない
といった“話しやすい関係づくり”です。
職場のコミュニケーションは一朝一夕で変わるものではありません。
それでも、上司や先輩のちょっとした声掛けや受け止め方が、相談しやすさを大きく変えていきます。
「報・連・相」は単なるビジネスマナーではなく、組織の信頼関係を映すものでもあります。
「なぜ報告しないのか」を考えるだけでなく、「報告しやすい環境になっているか」という視点を持つことが、これからの組織づくりにはますます重要になっていくのではないでしょうか。
